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奥田民生、吉井和哉、ゆず、斉藤和義ら豪華アーティストが集結! ジョン・レノン スーパー・ライヴ

2010/12/10 20:03

ことしで10回目となった「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」。フィナーレはそうそうたる出演者と約12000人の観客が1つに
ことしで10回目となった「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」。フィナーレはそうそうたる出演者と約12000人の観客が1つに

ジョン・レノンを敬愛するアーティストが集結したチャリティーコンサート「ジョン・レノン音楽祭2010 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」が12月8日、東京・日本武道館で開催。10回目を迎えることし、同コンサートには、オノ・ヨーコ、浅井健一、奥田民生、斉藤和義、曽我部恵一、東京スカパラダイスオーケストラ、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、BONNIE PINK、ゆず、吉井和哉、LOVE PSYCHEDELICO、Cocco、箭内道彦、女優の鈴木京香らが登場し、豪華なステージを繰り広げた。

同コンサートは、ジョンの命日である12月8日に毎年行われているイベント。豪華アーティストが集まり、チケットの売り上げから世界の恵まれない子どもたちへ学校をプレゼントしてきた。過去9回のコンサートで26カ国95校の学校が建設され、ことしは、大規模な地震で多くの学校が倒壊したハイチをはじめ、グアテマラ、マリなどに学校を建設予定で、これまでに支援した学校は累計28カ国107校となる。

オープニングは、奥田、吉井、斉藤が「スターティング・オーヴァー」「ウーマン」をコラボ。スクリーンには、撮影から36年を経て初公開されたジョンの未公開写真が映し出され、会場は存在感のある歌声と貴重な映像に静まり返った。続いて、BONNIE PINK、弾き語りを行った堂珍がしっとりとした曲をカバーする一方、曽我部、東京スカパラダイスオーケストラ、LOVE PSYCHEDELICO、ゆずはアップテンポの曲やハードなアレンジを披露。骨太な「Come Together」「Day Tripper」を続けざまに歌った浅井は、曲が終わりきらぬうちに「世界中が幸せになればすごくいいと思うけど、難しいよね。でも頑張ろうぜ」と熱いメッセージを。

鈴木は「イマジン」と「ラヴ」の詞の朗読で登場。時折何かに思いをはせるように視線を上げながら言葉をかみしめる鈴木の存在感に、観客からは感嘆のため息が漏れた。また、声のみでの出演となった吉永小百合は、同イベントで支援した学校に通うベトナムの子どもたちの手紙を朗読した。

今回MCとして参加したCoccoは、同イベントの活動を紹介し、世界の恵まれない子どもたちに学校を贈ることの重要性をアピール。そして「物事を続けるのは大変だけど、ヨーコがいてみんながいて、音楽があるっていうことを信じたいです」と笑顔でコメントした。

そんな中、4年連続4回目の出演となる箭内は、支援した学校へ自ら訪れた時の映像を流しながら「ヨーコさん77歳ですよ! すごいエネルギーだし、ナイスバディー。その辺も楽しんでください(笑)」と笑いを誘いつつも、印象深いエピソードを披露。「ニューヨークでヨーコさんとお茶をした時、“キャフェラテ”って頼むヨーコさんに影響されて、同じように注文したんです。そしたら、『あなた影響されやすいのね。でもこれからは日本も世界に影響しなくちゃ』って言われて。そのことをずっと考えています…」と語った。

ピースマークや「LOVE」と書かれたカラフルなギターを携えた斉藤は、「どうも、斉藤です」とひょうひょうとステージへ。オリジナルの訳詞で「Jealous Guy」を披露した後、「好きな曲をやります」と「Mind Games」を続け、会場はうっとり。一方、奥田は「選んだ曲が2曲とも短くて…歌より(ギター)ソロが長くてすみません(笑)」と冗談めかしつつ、「Glass Onion」「Little Child」で観客を熱狂させた。

イベントの終盤に登場したヨーコは、自身の曲「Rising」を体全体を使ってパフォーマンス。「一緒に立ち上がろう」「できるんだ、愛の力で」と会場に呼び掛けながらステージを駆け回ると、呼応するように観客たちも総立ちでピースを掲げた。トリを務めた吉井は、「ジョンの気持ちにはなれないけれど、ジョンに教わった気持ちで歌詞を作りました」と、オリジナルの訳詞で「Yer Blues」「Across The Universe」を熱唱。単なる訳ではない力強いメッセージと、情感のこもった歌声で会場を魅了した。

フィナーレは、Coccoの呼び掛けで出演者全員がステージに登場。観客全員に配られたライトで、ヨーコが考案した光の点滅によるメッセージ「オノコード」を行った。出演者から観客に、観客から出演者に光で「アイ・ラブ・ユー」を送り合い、幻想的な美しさに感動が広がる中、ヨーコが出演者1人ずつにオノコードで「アイ・ラブ・ユー」を送り、斉藤たちが照れる一幕も。そして出演者全員で「Happy Xmas」などをメドレーで披露。余韻を残したまま、3時間半近くに及ぶイベントは幕を閉じた。

このライブの模様は'11年1月にBS朝日とケーブルテレビ・JCNプラスチャンネルで放送される。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「ジョン・レノン音楽祭2010 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」
2011年1月2日(日)夜9:00-11:00 BS朝日で放送
2011年1月1日(土・祝)夜8:00~10:00 ※再放送は1月2日(日)夜8:00~10:00 JCNプラスチャンネル(地デジ11チャンネル)で放送

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  • ことしで10回目となった「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」。フィナーレはそうそうたる出演者と約12000人の観客が1つに
  • 【写真】フィナーレでは出演者全員で「ハッピー・クリスマス」などを熱唱
  • 毎年恒例の光の芸術「オノコード」。観客への説明役を務めたCoccoが、「これが見たくて」参加しているというほど感動的な光景
  • オノ・ヨーコは「毎日何か1つ、誰かを喜ばせることをしてください」とメッセージを
  • オープニングは奥田民生、吉井和哉、斉藤和義というこのライブではおなじみの3人によるコラボでスタート
  • 斉藤和義と吉井和哉は共にオリジナルの日本語詞を付けてジョンの曲を披露した
  • オノ・ヨーコはステージを立ち去る最後の瞬間まで体全体で熱いメッセージを送り続けていた
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