SING LIKE TALKING・佐藤竹善が玉木宏主演「スパイラルー」の撮影現場で感じた音楽との共通点とは?
脇役の人が脇としての“主役”じゃないといけない
――音楽の場合ですと、メンバーと音を合わせていくうちにどんどん演奏が変わっていくということでしょうか。
そうですね。「自分の中にどういうイメージがあるのか」ということを一緒に演奏してくれる人たちに伝えないと、みんなそれぞれの価値観で演奏してしまいます。それを統一して1つのアンサンブルにしていくというのは、誰が船頭なのかが明確じゃないと散漫になっていきます。それぞれの方法論は全て正しいので、その正しさを自分が求めていくものにどうやって集約するのかということになります。
ドラマの現場では、監督さんがそれに当たるのかな。そこに向かって役者さんがいろいろな引き出しを引っ張り出してお芝居をするというのは、ミュージシャンがスタジオで音楽を作っていくのと同じだと思います。
――演奏するときは、メロディーパートを引き立てるために他のパートは抑えたりすると思いますが、ドラマの場合だと、そのシーンでの自分の役割を理解し、誰がこのシーンの“主役”なのかということを頭に入れておく必要がありそうですね。
ただ、脇役の人が“脇”になってしまったら、つまらないものになってしまいます。脇役の人が脇としての“主役”じゃないといけないわけで、それはアンサンブルを作るときも同じです。お客様はまず歌を聴いていますから、歌にリアリティーが出るには演奏者がそうであることがものすごく大事になってくるわけです。
――歌のリアリティーとはどのようなものなのでしょうか。
例えば「Spiral」の歌詞の中に「希望」「正義」という言葉が入っていますが、「希望」や「正義」ってみんなが小さいころから習うことですよね。でもそれがいくつになっても大切なんだということを伝えられる表現がなくてはいけない。その言葉自体が輝くために、前後の文脈や、メロディーやボーカルとどういうふうに一体になるのかで「希望」という言葉が届きます。それが歌のリアリティーだと思います。
ニューシングル「Spiral」5月29日(月)発売
〈収録曲〉
1.Spiral(ドラマBiz「スパイラル~町工場の奇跡~」主題歌)
2.Horizon Drive
3.Spiral(Kan Sano Remix)
4Spiral(UQiYO Remix)
■「SING LIKE TALKING Amusement Pocket 2019」
〈東京公演〉
8月17日(土)
会場:豊洲PIT 開場17:15/開演18:00
8月18日(日)
会場:豊洲PIT 開場16:15/開演17:00
〈大阪公演〉
8月24日(土)
会場:オリックス劇場 開場17:15/開演18:00
■「Soundcore by ANKER×Universal Music Special Live」
出演:SING LIKE TALKING
ゲスト:Awesome City Club
6月9日(日)
会場:豊洲PIT 開場16:00/開演17:00
ドラマBiz「スパイラル~町工場の奇跡~」
毎週月曜夜10:00-10:54ほか
テレビ東京系ほかで放送中
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