父の日記念企画！ 映画の中の愛すべき“父”4選＜ザテレビジョン シネマ部コラム＞
6月の第3日曜日は「父の日」。というわけで、今年は6月16日が父の日に当たる。だが、赤いカーネーションで象徴される母の日に比べると、父の日はイマイチ、イベントとしての印象も薄くて、案外この日をスルーしていたなんて人も多いのではないだろうか。しかし、映画に目を転じると、家族のため、子どものために頑張る父親たちが数多く登場する。そこで、今回は父の日記念企画として、映画の中の愛すべき“父”たちをピックアップ！
まず、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ（'05～'12）の鈴木オート社長、鈴木則文（堤真一）。高度成長期真っただ中の昭和30年代に、東京の下町で小さな自動車修理工場を営む彼は仕事へのプライドも情熱もアツい。反面、短気でブチ切れると、髪を逆立て鬼の形相で暴れ狂う。だが、根はお人よしで、家族思い。家にテレビが初めてやって来る時には隣近所に吹聴してお祭り騒ぎをするような子どもっぽさもあり、どこか憎めない。
昭和の頑固おやじの生きざまは、時代が移り変わろうとも、第一線を退こうともそう簡単に変わらない。だからちょっと厄介だ。「家族はつらいよ」シリーズ（'16～'18）の平田周造（橋爪功）は、会社に尽くし、家族のために頑張ってきた典型的なサラリーマン。リタイアした今は気ままな第二の人生を送っていくつもりが、突然、妻の富子（吉行和子）から離婚を切り出されてしまう。
その理由について「お父さんと一緒にいるのが、ストレス」「ずっと我慢してきたから、もう解放されたい」と言われても全く理解できず、「俺は何も悪いことはしていない」の一点張り。子どもたちに意見されると「うるさい！」と逆ギレし、聞く耳を持たない。だが、本当は不器用で、自分の気持ちを伝えるのにテレがあるだけ。言ってしまえば、ツンデレおやじ。周造のように、いくつになっても頑固一徹なままの父親は、実際、結構いそう。家族を巻き込んでのてんやわんやのドタバタ劇を見ていると、他人事とは思えなくなるはず。
ALWAYS 三丁目の夕日
WOWOWシネマ 6/2(日)午前9:15
WOWOWシネマ 6/17(月)午前9:00
ALWAYS 続・三丁目の夕日
WOWOWシネマ 6/2(日)午前11:30
WOWOWシネマ 6/18(火)午前9:00
ALWAYS 三丁目の夕日'64
WOWOWシネマ 6/2(日)午後2:00
WOWOWシネマ 6/19(水)午前9:00
家族はつらいよ
WOWOWシネマ 6/30(日)午後0:30
WOWOWプライム 7/8(月)午前9:30
WOWOWシネマ 7/20(土)午前5:45
家族はつらいよ2
WOWOWシネマ 6/30(日)午後2:30
WOWOWプライム 7/9 (火)午前9:30
WOWOWシネマ 7/20(土)午前7:35
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ Ⅲ
WOWOWシネマ 6/30(日)午後4:30
WOWOWプライム 7/10(水)午前9:25
WOWOWシネマ 7/20(土)午前9:35
エンド・オブ・ホワイトハウス
WOWOWライブ 6/8(土)午前5:30
WOWOWシネマ 6/16(日)午前6:25
WOWOWシネマ 7/29(月)午前9:00
エンド・オブ・キングダム
WOWOWシネマ 6/16(日)午前8:30
WOWOWシネマ 7/29(月)午前11:05
皇帝ペンギン
WOWOWシネマ 6/30(日)午前9:30
皇帝ペンギン ただいま
WOWOWシネマ 6/30(日)午前11:00
WOWOWプライム 7/7(日)よる8:30
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