松本「うらやましかったんだろうな」
――洋子から見て、兄の港とひな子の関係はどんなふうに映っていましたか?
あのラブラブした感じは、うらやましかったんだろうなと思います。高校生の洋子にとって、恋も絶対してみたい時期ですから。
だけど、そんな思いを口にするのは恥ずかしいし、たぶんお兄ちゃんを取られたという気持ちもあったんじゃないかなって。私も兄がいるので、その気持ちは分かります(笑)。
――港が死んでしまった後、ひな子と洋子の関係に変化は?
きっと、お兄ちゃんの気持ちみたいなものを洋子は考えたと思うんですよ。本当だったら、もうひな子さんと関わらなくてもいいはずなのに、一緒に前を向いて歩いていこうとする。
洋子なりに、お兄ちゃんとひな子さんがお互いにとって大切な存在だったということを理解していたからなんだろうなと思いました。
――作品のタイトルにちなんで、女優として“波に乗った”というか、自分なりに“手応え”を感じた瞬間は?
手応えというか、私が主演を務めた映画を3本撮らせていただいたんですけど、それぞれの監督さんから「もう一回、一緒に仕事をしたい」と言ってもらえたことは、すごくうれしかったです。
この仕事をしていて良かったなと思いましたし、これからも頑張っていこうという気持ちになりました。
――元号が「令和」になって1カ月ちょっとたちましたけど、これから新たにやってみたいことはありますか?
最近、映画祭で海外に行かせていただく機会があって、日本以外の世界をたくさん知ることができたんです。もっといろんな世界を見たいので、外国の言葉を勉強してみたいと思っています。
――現地の言葉でスピーチすることもありますしね。
実は韓国でスピーチをする機会があったんですけど、うまく話すことができずボロボロでした(笑)。少しずつ学んでいきたいです。
――以前、何か流行(ブーム)に“乗った”ことは?
子どもの頃「たまごっち」をもらって家の中を飛び跳ねながら喜んだことを覚えています(笑)。
いつの間にか遊ばなくなってしまいましたけど、ちゃんと育てていましたよ。
取材・文=月山武桜
映画「きみと、波にのれたら」
6月21日(金)全国ロードショー
【HP】https://kimi-nami.com/
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