漫才コンビのように息がピッタリ! 佐々木蔵之介&大杉漣の二人芝居が公演スタート
東京・渋谷のパルコ劇場で12月18日(土)~31日(金)まで上演するPARRCO Presents Team 申第4回公演、舞台「抜け穴の会議室~Room No.002~」の公開リハーサルが12月17日、同所で行なわれ、出演者の佐々木蔵之介と大杉漣が囲み取材に応じた。
同作は、佐々木が熱い思いから立ち上げた演劇ユニット“Team 申”と、若手の中でも注目を集める前川知大氏が作・演出を担当。'07年の同作でタッグを組んだ佐々木と前川氏は、幅広いジャンルで活躍する大杉を新たに迎え、作品を作り上げていく。“輪廻(りんね)転生”をキーワードに、不思議な縁で結ばれた2人の男が、生と死のはざまににあるらしい会議室で、さまざまな人間模様の中で生きていく意味や、人生の意義を探しながら希望を見つけていく姿を描いたストーリー。
二人芝居をすることについて、佐々木は「映像でとっても渋いカッコイイ大杉漣さんですけど、僕は、うれしがり~の、ちょっとやんちゃで、面白い漣さんを知っているので、(お客さんには)ぜひ舞台で見ていただきたいと思っています。みなさんの知らない漣さんの秘密がいっぱい見れると思います」と無邪気な笑顔に。すると、大杉は「やんちゃしてますかね~(笑)。“Team 申”に参加できるとは思っていなかったもんですから…。二人芝居は初めての経験なので、いい意味で、この年齢になってこういう緊張感を日々味わえるのは楽しくもあり、独特の緊張感の中でどういう舞台になるかなっていうのが楽しみでもあります」とコメント。また、二人芝居の大変さについて「単純にせりふが半分、半分ということですね。片方が9割しゃべるんじゃなく、半々でしゃべっていますから(笑)」と佐々木が答えると、大杉は「そうそう、本当に単純なことなんですが、それに気づかなかったんですよ。(舞台に)出ている間に休む時間がないんですよね」と息ピッタリの掛け合いを披露。
さらに、「舞台のキーワード“輪廻(りんね)転生”はあると思いますか?」という問い掛けには「あると思った方が、楽しいって言ったら不謹慎ですけど、僕は、どっちかっていうと信じたいなって思う方です」(大杉)、「あるんちゃうかな…この芝居をやるのは、すごく“縁”を感じるんですね。今回、漣さんとお芝居することにも、とっても“縁”を感じるし…来世、前世がどうこうというよりも、今を生きたら、今を大切にしなきゃいけないっていう舞台ですね」とそれぞれが思いを語った。生まれ変わるならば、大杉は「スペインリーグでプロのサッカー選手になりたいと思っています。ちょっと、あこがれがあります」と本気モードで告白。一方、佐々木は「イヌ。人間では、ちょっと思いつかへん…。下からの目線で(世界を)見てみたい。低いところでいろんな“におい”をかぎたい」とお茶目な発言で記者たちを笑わせた。
【東京公演】
12月18日(土)~31日(金)
パルコ劇場
【福岡公演】
2011年1月5日(水)
キャナルシティ劇場
【松本公演】
2011年1月7日(金)、8日(土)
まつもと市民芸術館・実験劇場
【新潟劇場】
2011年1月10日(月・祝)
りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)・劇場
【金沢公演】
2011年1月12日(水)
本多の森ホール
【大阪公演】
2011年1月14日(金)~16日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ