――美波としてカメラの前に立つ時に心掛けた点は?
郁男役の香取慎吾さんをはじめ、お母さん役の西田尚美さん、おじいちゃん役の吉澤健さんが本番以外の時間でも“家族”としての関係を作ってくださったので、とてもありがたかったです。最初から関係性がしっかりと出来上がっていたので、すごく自然な形でお芝居できたと思います。
――美波と母・亜弓(西田)の関係も面白いですね。
美波は学校に居場所がなかったんです。でも、家族には恵まれていました。お母さんとは衝突することもあったけど、仲がいい時は本当にほほ笑ましい関係。女同士ってそういうところがありますよね(笑)。
――郁男と美波の関係については?
友達のようで親子のようでもあり、恋人っぽいところもあったりして。とても不思議な関係ですよね。
香取さんがいつも自然体でいてくださったので、お互いに変な壁を作ることなく現場でも自然と接することができました。そういう2人の空気感のようなものは画面を通して出ているんじゃないかなと思います。
――白石監督からリクエストされたことは?
基本的に美波は明るい女の子。私にも明るい要素があるので、それを加えた感じでお芝居してくださいと。「恒松さんは、そのままで」って言われました(笑)。
――「白石組」の現場の雰囲気は?
見た人がゲラゲラ笑うような作品ではないんですけど、撮影はとても楽しかったです。白石監督が映画作りを楽しんでいて、その熱量がスタッフの皆さんにも伝わっているから、ものすごく熱い現場。みんなで同じ方向を見ながら作っていく感覚は楽しかったです。
――郁男を演じた香取さんのやさぐれた感じはすごく新鮮。ほとんど笑っていなかった印象があります。
郁男は、美波の前では笑っていたんです。私はその顔しか見ていないので、完成した作品を見て、こんな表情をしていたんだってびっくりしました。
――ちなみに、郁男のような男は客観的に見てどう思いますか?
人間は誰しも駄目な部分があると思うんです。掃除をしないといけないのに、やらなかったりとか。
郁男は、それの度を越したキャラクター(笑)。ものすごく最低だなと思うところはあるんですけど、香取さんが演じていらっしゃるからなのか、いとおしさのようなものを感じるんです。
ところどころに優しさもにじみ出ていて。そういう部分に引きつけられてしまいますし、憎めないところ。そこがとても人間らしいですよね。でも…、近くにいたら嫌かな(笑)。たまに会う、親戚のおじさんぐらいの関係がちょうどいいかもしれません。
6月28日(金)公開
【HP】http://nagimachi.com/
◆2019年夏ドラマをラインアップ!◆
【フォロー&RTでプレゼント】
— ザテレビジョン (@thetvjp) 2019年6月29日
6月28日公開の映画「#凪待ち」に出演の #恒松祐里 さんのサイン入りチェキを1名様に!
応募方法は
1)このアカウントをフォロー
2)この投稿をRT
締切は7月6日24時
インタビューはこちら
⇒https://t.co/Bl3mJSFIIE@Yuri_Tsunematsu @nagi_machi pic.twitter.com/dwYYD4f32n