湯川玲菜&安倍乙(劇団4ドル50セント) 現実と虚構が入り交じる生配信ドラマの裏側を語る!

2019/06/28 07:00 配信

ドラマ

作品への思いと生配信ドラマへの挑戦を語った


“スマホサイズ”で計算された立ち位置やダンス


――先程も台本が2日前に出来たという話がありましたが、そういったリハーサルはどのようなスケジュールで行っているのですか?

湯川:台本が来た日は、とりあえずみんなで読んで、出来る限りで立ち位置を決めます。でも、(実際に配信する)この場に来ないと分からないことも多くて。今回で言うと、昨日ここに来たのですが、昨日はカメラマンさんの確認がメインで、私たちのリハーサルとしては今日のお昼からですね。生配信の中で部屋を移動して場面転換に備えたりするので、その時間を考えて、ここのせりふを少し長くしようとか、細かい所の確認はギリギリまでしています。

毎回、カメラの位置や角度も違うので、立ち位置はリハーサルで細かく確認していますね。時間のない中で、その場で瞬時に覚えて…というのもいい経験でした。

安倍:今までは舞台を広く使ってきたので、カメラにどう映るようにしたらいいかというのは難しかったですね。毎回楽曲を披露しているのですが、ダンスもスマホの縦画面に入るような新しい振りを振付師さんが考えてくれて、覚えるために頑張って練習しました。

――演技面ではどんなところに違いを感じますか?

安倍:舞台でのお芝居しかあまり経験がなかったので、今回、映像の抑えたお芝居に挑戦したのが違いですね。正直、これまでやってきたことは“別物”という感覚です。いかにリアルに見えるか、視聴者の方々に想像させられるかが大事になってくるので、そのためにはどうしたらいいかなと試行錯誤しました

湯川:演出家の方が違うだけで演じ方も違いますね。特に今回の作品は、役名は自分の名前で、リアルのように演じなくてはいけないけど、内容はあくまでもフィクション。全部リアルに演技してしまうと視聴者の方に伝わらない部分もあるから、リアルとフィクションの境目を作っていくのが、すごく難しいなと感じました。