――間宮さん自身は初のような女の子をどう思いますか?
個人的なことを言えば、ちょっと苦手かな。自分の周りは男も女もはっきりしていて、そういうところで育ってきているので、あまり関わったことのないタイプですね。まあ、映画のヒロインとして見る分にはいいですけど、実際にその子と30分話をしろと言われたら、何を話せばいいのか分からないと思います(笑)。
――そういうときは、どういう話題を振るんですか?
「日記を書いてるの?」とか? だって、初は自分を過剰に見詰めていて、日記を書いてそうじゃないですか(笑)。どちらにせよ、会話には困ってしまうと思います。
――主演の堀未央奈さんのほか、清水尋也さん、板垣瑞生さんと若い世代の俳優が顔をそろえる現場だったと思いますが、雰囲気はいかがでしたか?
尋也と瑞生はプライベートでも仲がいいみたいで、現場のムードメーカーでしたね。見ていて、ちょっとうらやましいぐらい仲良しでした(笑)。
――お二人とは初共演ですよね。
そうです。でも、尋也とは面識があって、前に共通の友人である矢本悠馬君に紹介してもらいました。僕、尋也の顔がめちゃ好きなんですよ。撮影しているときも思ったし、完成した映画を見てもいい顔だなと思いました。
――確かに清水さんは独特の雰囲気を持った俳優さんですね。
すごく映画映えする俳優ですよね。スクリーンに映ったときに染み出てくるものがあって、嫉妬するぐらい存在感のある俳優だと思います。まあ、会うまではもっとセンシティブな人かと思っていたんですけどね。
――実際には違った?
よく話すし、ものすごく明るいですよ。でも、今の方が全然いい。だって、すごく繊細で物静かだったら俳優としてはいいかもしれないけど、俺みたいなタイプは苦手だろうなと思ってしまうだろうから。なので、明るいやつで良かったです(笑)。
――そんな男性陣の中で紅一点の堀さんは、現場ではどんな感じでしたか?
堀ちゃんは何の屈託もなくて、見たままを受け入れる人。だから、撮影の前半は自分で“ただのいい人”というキャラ設定をして、堀ちゃんがそれを信じてしまっているのを見て楽しんでいました。まあ、尋也は僕のことを知っているから、速攻で「間宮さん、何をやっているんですか!」とツッコまれましたけど(笑)。とても楽しい現場でした!
取材・文=馬場英美
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