佐藤二朗「初めてのことを50歳でやるのも面白い」
――佐藤さんは、全作品に特別出演されるだけでなく、「このミス」大賞ドラマシリーズの第五弾作品(10月に発表される「U-NEXT・カンテレ賞」の受賞作)では、選考時の特別審査員やドラマ化の際のクリエイターとしても参加されます。その経緯を教えていただけますか。
佐藤:「このミステリーがすごい!」大賞に、新たにドラマ化を前提とした「U-NEXT・カンテレ賞」を設けると連絡があり、その作品選びを一緒にやってくれないかと言われたんです。さらに、作品を選ぶだけではなく、脚本や監修など、何かクリエイターとしても参加してほしいと。
めったにできない経験というのと、原作選びからドラマになるまでの過程を全部見られるのは面白いかなとの思いでお引き受けしました。
今回の「このミステリーがすごい!」大賞は、王道のミステリーとは違って、(登場人物の)キャラクターが立っているので、キャラ造形などでもアイデアを提供できたらいいなと思います。
――50歳での新しい挑戦ということですね。
佐藤:特別審査員は今でも器ではないと思っています。でも、初めてのことを50歳でやるのも面白いかなという思いもありました。
これは、僕が尊敬するある舞台演出家から聞いた話で、その人も尊敬する舞台美術さんから言われたらしいのですが、「40歳になるまではどんな仕事も断るな」と。理由としては、人間40歳くらいになると、この人はこれをやらないなとか、この人がやるのはこの仕事というように、周囲からの印象が大体決まってしまうらしいんです。
僕はとうに40歳は越えていますが、精神年齢がものすごく低く、僕の推定精神年齢は8歳くらいなので、40歳になるまでは、まだ32年掛かります(笑)。
芸能関係の仕事は、人を楽しませたり驚かせたりする仕事だと思うのですが、それだけでなく、自分自身も“俺、こんなことやるのか”ということがあった方が楽しいと思います。だから、自信はないですが、今回もやったことがないことに挑戦してみようと思えました。
7月4日(木)スタート
毎週木曜深夜0:25-0:55ほか
カンテレほかにて放送
※各話の放送後にU-NEXTで配信
出演=佐久間由衣、竹財輝之助、手塚とおる、甲斐翔真、水島麻理奈、石毛元貴、池田純矢、大谷亮介、神尾佑、吹越満ほか
【公式サイト】https://www.ktv.jp/konomys
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