広瀬すずがヒロインの奥原なつを演じる連続テレビ小説「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。
同ドラマは、戦争で両親を亡くし、きょうだいと離れて北海道・十勝で育った奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京し、アニメーターとしてみずみずしい感性を発揮していく姿を描く物語。
第14週(7月1日~7月6日[土]放送)では、消息が明らかになっていなかった千遥(清原果耶)が、なつの育った北海道の柴田家に姿を現し、なつが北海道へ向かうことに。
千遥となつ、咲太郎(岡田将生)の感動の再会が期待されたが、千遥の抱える事情や思いから再会することはかなわなかった。
第83回(7月5日)の放送では、なつが読み上げる千遥からの手紙に涙を流した視聴者も多いのではないだろうか。
千遥のどこかはかなげな様子や泰樹(草刈正雄)に向けた無邪気な笑顔の演技が印象に残った清原に、柴田家との共演シーンの印象や撮影のエピソードなどを聞いた。
清原果耶「集中して演じられました」
――なつや咲太郎と電話で話すシーンがありましたが、撮影で工夫されたことはありますか?
千遥は、なつと咲太郎とは5歳の時に離れてから会ってないので、私からスタッフの皆さんに、本番まで広瀬さんと岡田さんの声を流さないでくださいとお願いさせていただきました。
スタッフの皆さんも私がお芝居しやすいように段取りをしてくださって、集中して演じることができました。
演じてみて、とても切なかったです。私の中で千遥は小さい頃から懸命に生きてきたという心構えで演じていました。お二人の声を聞いたときは、切なかったですし、会いたいという気持ちも大きくなりました。