――柴田家の皆さんとの共演シーンはいかがでしたか?
千遥が初めて牛の乳搾りをするシーンの時に、とても苦戦するんです。そして、搾れた時に千遥が泰樹(草刈)さんの方を振り返るのですが、その時の泰樹さんの目がとても柔らかくて、印象に残っています。柴田家は、なつが育ってきた場所でもあるので、じんわりと温かい気持ちになりました。
あと、千遥が突然訪ねてきたときに、泰樹さんも驚きながら千遥のことを「千遥」と呼びます。「自分が受け止めてあげなければこの子はいなくなってしまうのでは」という感覚があったのではないかな?と思いました。
なつが柴田家に来たとき同様に、家族の輪に入れてもらえたような感覚になりました。
――北海道でのロケはいかがでしたか?
まず、土地の広さに驚きました。緑の多さや牛が放牧されている様子は都会ではなかなか見ることができない風景だなと思いました。北海道って純粋に楽しめますよね。
空気もきれいで居心地がいい場所だと感じました。その居心地いい空気感に後押しされながら撮影できました。
――千遥は置屋で育てられた女の子ということで、しぐさや作法など気を付けたところはありますか?
手を添える位置や頭の角度などに気を付けました。作法の先生がいらっしゃったので、畳の歩き方やまたぎ方、歩幅などを教えていただきました。あとは、常に姿勢を良くするように心掛けていました。
置屋の回想シーンでは、初めて日本舞踊に挑戦しました。踊りの稽古も丁寧につけていただいたのですが…難しかったです。緩急といいますか、しびれるような空気感といいますか。お稽古中も撮影中も、その空気感に付いていくのに必死でした。
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