カクテルを出す際の“美しい角度”も研究
――雪が作るカクテルで視聴者においしさを伝えるということに難しさを感じますか?
お客様の前にお出しする時は、カクテルが主役なので私は一番美しい角度で出せるようにしています。手はいつも以上にきれいに保っていようと心掛けています。手元だけが映るシーンもほとんど私なので、細かい所作も見ていただきたいです。
――演じる雪はカクテルを作る際、人が変わったようになりますが、女優の仕事以外でスイッチが入る瞬間はありますか?
何かを集中して練習しているときは、変わるかもしれません。自分ができないことが嫌で、教えていただいたことは全て自分の中に入れたいですし。
このドラマでもカクテルの練習で、少ししか空き時間がなくてもボトルアクションを反復して、分からないところは何度も質問して、細かく教えていただきました。あ、でもバーテンダーに詳しい方は優しい目で見てください(笑)。
あと実家の犬と、おいっ子を見ているときはいつも以上にふにゃふにゃになります。彼らに癒やされて、スイッチを入れ替えてお仕事しています。
――最後に、見どころを含めてメッセージをお願いします。
私や玄理さん、八木アリサさん、それぞれたくさん練習をして取り組んだバーテンダー姿は必見です。
ドラマにはいろんな悩みを抱えている人が登場するので、視聴者の方も「今日は嫌なことあったけどおいしいお酒を飲もう」とか「飲んでから寝ようかな」とか思ってもらえたらうれしいです。
お酒の知識もつきますよ。私は実家に帰ったら、お酒好きのお父さんに作ってあげようと思います。