ワイヤーアクションはすごく大変で…
――月山(松田翔太)との闘いをはじめ、激しいアクションシーンも見どころの一つですね。
カネキとトーカの特訓シーンは3日ぐらい、教会のシーンも5日ぐらいかけて撮影しました。もともと空手をやっていたので体を動かすのは大好きなんです。
おかげで体幹はしっかりしていると思います。今回はアクションの中に空手の構えなども取り入れてくださったので、昔の経験が生かされました。ただ、ワイヤーアクションはすごく大変で。慣れるまでにかなり苦労しました。
――アクションシーンを含め、かなりハードな描写が多い点も特徴だと思います。
トーカもいろんなところを傷つけられます。どれぐらい痛いものなのか経験したことがないから、とりあえず大きな声で叫んでいました(笑)。完成した映像を見た時に思ったのは、窪田さんのお芝居は本当に痛そうなんです。
その痛みを経験したことがあるんじゃないかと思うぐらいリアル。現場で、窪田さんのお芝居を見て勉強すれば良かったなって後悔しました(笑)。
――今作も含めて、演じる時に心掛けていることはありますか?
最近は相手とのお芝居を考えるようになりました。自分はこう演じたいと決めて現場に行くのではなくて、相手の芝居を見ながらそれに合わせていこうと。
それがハマる場合もありますし、全然つかめないこともあるんですけど、自分のことばかりではなく相手の動きやセリフなどを意識するようになったと思います。
昨年、出演した映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(2018年公開)から、そんなふうに考えられるようになった気がします。
――映画の撮影期間中はハードな日々が続いたと思うんですけど、気分転換に何かしたことは?
映画を撮っている時は本当にバタバタしていて。誕生日を移動の車の中で迎えるぐらい忙しかったので、気分転換する時間はなかったです。時間に余裕がある時は…、それでも家にいることが多いですね(笑)。
――割とインドア派ですか?
たまにお買い物に行くこともありますけど、海外ドラマを見るのが好きなので、1回見始めるとハマっちゃうから結局外に出ないんです(笑)。
――なるほど(笑)。あらためてファンの皆さまへメッセージをお願いします。
喰種と喰種の闘いも見どころですが、人間と喰種のドラマもとても素敵なものになっているので、注目していただきたいです。最後の最後、エンドロールまでしっかり見てください。
取材・文=月山武桜
7月19日(金)全国公開
衣装協力:SAAAGE boutique、BELLE
スタイリスト:津野真吾(impiger)
原作:石田スイ「東京喰種トーキョーグール」
(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:川崎拓也 平牧和彦
脚本:御笠ノ忠次 配給:松竹
<出演>
窪田正孝 山本舞香 鈴木伸之 小笠原海 白石隼也 木竜麻生 森七菜 桜田ひより
村井國夫/知英 マギー ダンカン 栁俊太郎 坂東巳之助/松田翔太
【HP】http://tokyoghoul.jp/