昨年10月27日に埼玉・戸田市文化会館を皮切りに全国ツアー“ツるーリング2010”をスタートさせたつるの剛士が1月8日、東京・日本武道館でツアーファイナル公演“ドリームジャンボつるの祭り”を行った。
オープニングに勢いあるバイクの映像が流れ、大歓声の中、登場したつるのは、ギターを弾きながら「はやぶさ」「正直者」を熱唱。その後のMCでは、「すげ~! 武道館だ。よくライブビデオで見る武道館だ! 信じられねぇ…」と初めての武道館に興奮気味に語り、その後も「やべ~な…やべ~よ、やべ~」「こんなところで歌えるのが感慨深い」と感極まった表情に。また、ゲストにKANを迎え、「大きな夢 小さな声」と「永遠」を披露。「武道館だから」と、剣道着姿でユーモアたっぷりに登場したKANだったが、美しいピアノの演奏とコーラスはさすが。KANとの感動的な初共演を果たしたほか、KOHEI JAPAN、Electric Eel Shockの森本明人、ピストルバルブらとのコラボレーションも実現させた。
また、今回のツアーのテーマ“夢”にちなんで、この日はインターネットで募集したカバーリクエストの上位曲を披露したり、ツアーアンケートで書かれた全国のファンからの夢をかなえる企画も実施。かつて、つるのが組んでいたバンド“太陽の衝動”のオリジナル楽曲「愛しのあの娘」を10年ぶりに歌ったり、アンコールではリクエスト1位を獲得した羞恥心の「泣かないで」をカバーすると、客席には喜びの声が沸き起こった。そして、アンケートに書かれた夢に応える企画として、「つるちゃんとじゅーすがのみたい」と書いた幼稚園児の男の子の自宅を訪ね、一緒にジュースを飲んだり、つるのとのデート、2ショット写真撮影、漫才など、つるのが体当たりでみんなの夢をかなえていく模様を映像で報告。さらに、ステージにダンサーとして登場したり、バックステージでつるののヘアメークに携わったりと、ライブ中にも続々とファンの夢を実現していたこともつるのの口から発表された。
会場には親子連れやカップルも多く、終始温かな空気の中エンディングを迎えたつるのは、感極まって号泣。自分の夢を一緒に追い掛けてくれたスタッフや家族への感謝の思いと共にツアーを振り返りつつ、「みんなの生活の中のいいスパイスになるように頑張っていきたい」とファンへメッセージを送った。なお、このライブの模様は4月13日(水)にDVD「つるの∞(えいと)(仮)」としてリリースされることが決定。ツアーの楽屋裏などのメーキングや、昨年8月に開催された“つるロックフェス2010”の映像も収録される予定だ。
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