“漫才>テレビ”!? 「先が見えない時代」だからこそ挑む13年ぶりの全国ツアー【タカアンドトシ インタビュー・後編】
「二人で笑わせ合うっていうのが本来の姿。僕はそこに戻りたいんですよ」(タカ)
タカ:お笑い系のバラエティーを見てると、「自分だったらこうボケる」とか「この話の流れ、うまいなぁ」とか、いろいろ考えちゃって疲れるんですよ。根が真面目なんでしょうね。だから、無理してでも自分でオフの時間を作らないと。
――トシさんには、そうした変化はないわけですか。
トシ:そうですね。さすがに昔ほどバラエティー番組は見なくなりましたけど、全然見なくなったわけではないです。
タカ:いや、相方も最近変わりましたよ。今までは、責任感の強さから「自分がツッコまなきゃ」とか「自分がトークを回さなきゃ」という意識に縛られて、ただのツッコミをする人、ツッコミ係みたいになっちゃって、自由度がなかったんですけど、最近は逆に、自分からボケに行ったりして。仕事を楽しみだしたんですよ。
トシ:いや、そりゃあね、肩の力を抜くことは覚えましたけど。
タカ:芸人になり始めてるってことだよ。
トシ:えっ、25年目にして?(笑)
タカ:うん。中学校で出会ったばっかりの頃、お泊まり会をしたりすると、俺がボケたら、相方もボケる、みたいな感じだったんですけど、その中学時代に戻りかけてるというか。つまり、コンビとして究極の形になってきてるんですよ。
トシ:…何様?(笑)
タカ:昔の相方は俺を笑わすため、俺は相方を笑わすために、二人だけの楽しいお泊まり会をしていたわけですよ。それが大人になって、たくさんの人を笑わせなきゃいけないことになって。でも、あくまで元々は、二人で笑わせ合うっていうのが本来の姿ですからね。僕はそこに戻りたいんですよ。俺が相方を笑わせてるところを、みんなが見て笑ってくれる、という。今度のツアーでも、アドリブもバンバン入れて、相方が腹抱えてツッコめないくらいに笑かしてやろうと思ってますから。
トシ:考えてみると、こいつは今まで「俺だけを見てツッコめ!」とか、「一個たりとも俺のボケを見逃すなよ!」っていうスタンスだったんですけど、最近そこらへんがフワッとなってきてるんですよね。だから僕も余裕が出てきて、それで自分もボケるようになったのかもしれないです。要するに、こいつの出方次第なんですよね。
タカ:言いたいことは分かるけど、「こいつ」「こいつ」って…。
トシ:フワッとはなってきてるけど、プライドは高くなったみたいです(笑)。
出演:タカアンドトシ
[前説]とにかく明るい安村
【福岡公演】
7月26日(金) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
ももちパレス 大ホール
【石川公演】
8月18日(日) 昼1:30開場 / 昼2:00開演
石川県文教会館
【北海道公演】
8月23日(金) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
札幌・共済ホール
【香川公演】
8月28日(水) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
香川県教育会館 ミューズホール
【広島公演】
8月29日(木) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
広島県民文化センター
【宮城公演】
9月1日(日) 昼1:30開場 / 昼2:00開演
仙台・電力ホール
【熊本公演】
9月6日(金) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
くまもと森都心プラザ プラザホール
【愛知公演】
9月11日(水) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
名古屋市芸術創造センター
【新潟公演】
9月12日(木) 夜6:30開場 / 夜7:00開演
新潟市民プラザ
※その他の公演情報については随時追加発表予定
料金:前売3800円 / 当日4300円
問合せ:チケットよしもと 0570-550-100
http://yoshimoto.funity.jp/