――「The Covers」初出演でしたが、収録はいかがでしたか?
すごく刺激的でしたね。
MCのお二人が見たことないくらい、テンションが低い…(笑)。
声がすごく小さくてびっくりしましたし、本当に「いつ始まっているんだろう?」というくらい普通のトーンで話していて…。
テレビ番組だと多少でも「トークだ!」と思ってテンションを上げていかなきゃと思うんですけど、本当に平常心って感じでした。
途中「この間(ま)はなんなんだ?」みたいなのもありましたけど(笑)、それがすごく面白かったですね。
――印象に残っているトークはありますか?
リリーさんはいろんなJ-POPにお詳しいので独自の見方や知識が面白かったし、エライザさんはパフォーマンスに想像力豊かな感想をくださって「すごい! 自分の歌にはこんな見方もあるんだ」と思いました。
普段、面と向かって感想を言われる機会ってなかなかないので、いちいちうれしかったですね。
お二人の“平常心”な空気が逆にいいように作用しているでしょうし、僕もお二人と同じ福岡出身なので同郷っていうのがすごくやりやすくて、話がどんどん脱線していっちゃいました(笑)。
福岡ネタや学生時代のネタとかどんどん膨らんで楽しかったです。
――普段はミュージカルの舞台に立たれていますが、ミュージカルで歌う時とカバー曲を歌う際の違いなどはありますか?
ミュージカルは基本的にせりふで話している内容が歌になっていると思うんですけど、こういう一曲で成立しているものは一つの物語が3分に凝縮されている世界だと思って歌っています。
また、歌うという面では変わらないものの、役じゃなければ自分で曲を書いたわけでもないので、歌詞の中にどこか共通点を見つけ、心を添わせて歌うようにしています。
――歌詞は読み込んでから歌いますか? それともフィーリングを大切にされるのでしょうか?
歌詞もじっくり読みはするのですが、「あ、この歌詞いいな、この気持ちすごく分かるな」とか、「ここを歌っていると自然と涙が出てくるな」といった感覚の方が大事かもしれないです。
――では番組の見どころを教えてください。
収録自体楽しくて刺激的であっという間に感じたので、出られて良かったなという気持ちがあります。
僕はミュージカル俳優なので、いわゆるシンガーの方がカバーされるのとは違う仕上がりになっていると思うんです。
カバー曲はミュージカルではありませんが、「ミュージカル俳優の僕が歌うとこうなるんだよ」というのを見ていただきたいですし、「この人、ミュージカルやコンサートで歌う時はどうなんだろう?」と興味を持っていただければうれしいです。
また、「この曲いい曲だな」とか「知らなかったな」とか、そういった出会いがこの番組を通して視聴者の方にあったらいいなと思います。
――ちなみにこれまでにも多くの曲をカバーされていますが、今後カバーしてみたい曲はありますか?
いっぱいありますね…。
何だろう…。あいみょん! あいみょんの歌をカバーしてみたいですね!
詳しいわけではないんですけど、「マリーゴールド」とかいい曲ですよね、歌ってみたいです。
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