<Amazon Prime Video独占配信記念>「劇場版コード・ブルー」ヒットは必然か、偶然か?心に刺さる4つのフックをひも解くPR

2019/08/27 12:00 配信

映画

第三に、<医療現場のリアルさ>だ。

本シリーズの現場となるのは、ER以上に緊急性を要するドクターヘリ。それに関わるフライトドクター&ナースがみる現場は、刑事ドラマで描かれる事故現場よりも壮絶な大事故、大災害で、生きるか死ぬかが一瞬で決まるという緊張感がある。これが、これまであった医療系ドラマとは違うところであり、全作を通してもっとも力を注いでいるところだ。なにせ、舞台のベースとなっている翔陽大学附属北部病院救命救急センターは、2001年に全国で初めてドクターヘリを導入し、首都圏の救急救命を大きく変えたといわれる日本医科大学千葉北総病院の全面協力を得ているから。

同院の撮影協力はこれに始まったことではなく、2003〜2004年の『ブラックジャックによろしく』でもおなじみではあるが、ドクターヘリがフィーチャーされたのは同シリーズが初。医療監修、指導も同センターのスタッフが担当し、大事故・災害時における救急救命の描写に関してはお墨付きを得ているといってもいい。未曾有の天災と呼ばれる災害が頻発した平成後期において、リアルな医療現場とそれに立ち向かう人々をこの作品が見せたことでの影響は計り知れない大きさだったといえるだろう。

そして昨年の『劇場版コード・ブルー〜』だ。それまでも映画化のタイミングはあっただろうに、いわば満を持して熟したタイミングで公開されたのだから、ヒットは確実視されていた。だが、その予想をはるかに上回るヒットを導き出したのは、ここまでで説明した魅力にプラスして、ファースト・シーズンからの<メインキャストたちの成長>があったからだろう。

『劇場版コード・ブルー〜』は、サード・シーズンのラストトンネル崩落事故から3カ月後を舞台に、海ほたるにフェリーが激突する海難事故と、成田空港での航空機着陸失敗が連続で起こる。その事故現場に立ち向かうのは、トロント医科大学から帰国したばかりの藍沢をはじめとするおなじみの面々。いつ起きてもおかしくない事故のリアル感と、おなじみの面々が第一線の医師となって活躍する姿はもちろんのこと、後輩となる新米フェローたちとの関係を通して、藍沢らかつてのフェローたちがどれだけ成長したかが描かれる。

ファンはもちろんのことだが、サード・シーズンくらいから観ている人でも、この映画で初見の人でも、これまで指摘した本シリーズの魅力に興味がある人なら、心に刺さるフックが大量に仕掛けられていることが分かるだろう。すでに映画を観た方も、まだ観ていない方も、この4つのフックを意識して本作を観ると新たな感動と納得感を持って楽しめるに違いない。

映画ライターのよしひろまさみち

映画ライターのよしひろまさみち

文/よしひろまさみち

●映画ライター。音楽誌、女性誌、情報誌などの編集部を経てフリーに。編集・執筆のほか、テレビやラジオなどでも映画の紹介を手がける。日本テレビ系「スッキリ!!」にて月1回レギュラー出演中。

映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」
2019年8月27日(火)よりAmazon Prime Videoにて見放題独占配信スタート
配信開始日:2019年8月27日(火)

■「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の視聴はこちらから

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