CDデビューは、6月16日にジャニー喜多川氏と滝沢氏との話し合いで決定した。ジャニー氏が緊急搬送される2日前のことだ。そして6月28日、意識不明で入院中だったジャニー氏の病室に2組が呼ばれ、“恩師”の枕元で同時デビューが伝えられたという。
イベント後に行われた会見では、ジェシーが「(CDデビューは)ジャニーさんの病室で、滝沢くんから聞きました。全員そろって…。ジャニーさんは危険な状態が続いていたので、28日に急きょ集まって、ジャニーさんがいる空間でしっかり話をしました」と振り返った。
2組同時デビューはジャニーズ事務所にとっても初の試み。メンバーは、ライブ中のサプライズ発表という形になったことを「ファンの皆さんに最初に伝えられたことが嬉しかった」(阿部)と振り返り、岩本は「SixTONESとSnow Manで切磋琢磨しながら、これからたくさんの“初”を奪いに飛び立って、ジャニーさんや滝沢くんに恩返ししたいです」と決意表明した。
また、会見では1階スタンドホーム側に設けられた出演者用モニターに“本番だけ”サプライズでジャニー氏の映像が流れたことも判明。ほとんどのメンバーは、出演者向けのモニターにしかジャニー氏の映像が流れていないことを知らなかった様子で「え?え?そうなの!?」「鳥肌が立った!」とビックリ。「本当にジャニーさんが見てくれてるって思えるような演出だった」(佐久間)、「ジャニーさん(の映像)が急に現れて。ジャニーさんが見てくれている気持ちになってすごい感極まったというか、涙腺が…」(高地)などと口ぐちに語った。
デビューを「(ジャニーさんにも)喜んでもらえていると思う」「『YOUたち、ヤバいよ!』っていうジャニーさんの声が聞こえた」と語った15人。ジャニーさんとの思い出を聞かれると、目黒が「僕は普段『目黒!』とは呼ばれないで()山手線の隣の駅の)『恵比寿!』って呼ばれていました(笑)」とジャニーさんの茶目っ気たっぷりな一面を語り、会場を沸かせた。