映画「白夜行」の初日舞台あいさつが1月29日、都内で行われ、出演者の堀北真希、高良健吾、船越英一郎、深川栄洋監督が登壇した。
同作は、'06年にTVドラマ化もされた、東野圭吾の同名ベストセラー小説を映画化したサスペンス。19年前に発生したある殺人事件を軸に、被害者の息子・亮司(高良)と容疑者の娘・雪穂(堀北)がたどる悲劇的な運命と、事件の真相を追う刑事・笹垣(船越)の姿を描く。
社交ダンスの練習が1番苦労したという堀北は、「何カ月も頑張って練習して、2曲くらい踊れるようになったのですが…」とぎこちなく語っていると、それに気付いた深川監督は「カットしました(笑)」と申し訳なさそうにコメント。
船越も苦労した点について「いつものアグレッシブで人情過多な演技を封じて演じました」と笑みを浮かべると、深川監督は「皆さんを苦しめたんだなと(笑)。でもそれが、苦しんでる登場人物と合うんじゃないかと信じてやっていました」と振り返った。
だが、その深川監督も撮影では相当苦労したようで、高良は「監督が役者と同じくらい悩んで、撮影で6kgやせました。そんなすてきな監督が作った映画です」と深川監督を称えた。
本作は、第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品されることが決定している。堀北は初の海外映画祭に行けるということで「なかなか実感がわかなくて。でも、行かせてもらえることになったので、思い切り感じたいな」と楽しみにしている様子。「持って行きたいものは?」と聞かれると「うーん…、カメラ持って行きます(笑)」と、無邪気な笑顔で答えた。
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