「時効警察」スペシャルが放送決定、武田真治が“美魔女の男性版”を演じる!
武田真治のコメント
――「時効警察」への出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
“完璧に作られた世界観”のある「時効警察」に招待してもらえたことが、信じられないくらいうれしくて…。年齢を重ねると、自分自身も夢を見ながら仕事をするのはなかなか難しくなってくるもの。でも「今回はそれができるんだ!」と、胸が躍りました。
――しかも、役柄は71歳にして40代の肉体を持つ男・美魔王藤原。ものすごいキャラですよね。
誰にも頼まれていないトレーニングを長年コツコツと続けてきたことが、この役に僕を導いてくれたのかなと考えると、本当に良かったなと思いました。
――実際に演じる上では、どんなところにこだわって演じていますか?
三木(聡)監督のこだわりがすごいので、“自分なんかがこだわりを持たないというこだわり”が生まれたかもしれません。
監督は時に「えっ!? この行間から、それは読み取れませんよね」というむちゃな演出もされるのですが、それも事前に絵コンテを渡して下さるし、決してノリだけではやらない方なんです。
ですから、結果的にむちゃにはならないのですが、ものすごい振り幅ですよ! きっと僕が出演するラストシーンのオチの付け方も、ご覧になったら驚かれると思います。
――今回は回想シーンで学ランも着用されますが、ご自身の学ラン姿を見ていかがでしたか?
46歳にして学ランを着るという違和感よりも、実はかつらの方に違和感がありました(笑)。坊ちゃん刈りっていうんですかね? 46歳の顔に、すべての毛流れが前に向かっている髪型というのはなかなか…。皆さんも引っ掛かるかとは思いますが、ぜひ温かい目で見ていただきたいです(笑)。
――オダギリジョーさんと麻生久美子さんの印象についても教えてください。
オダギリさんも僕も40代。大きな意味では同世代なのですが、表現者として間違いなく彼はトップランナーの一人だと思います。認めるのは悔しいですが、繊細な表現から大胆な表現までいろいろできる方ですし、俳優をやる上で絶対に必要なミステリアスさを持ち続けてらっしゃる!
実は、時効になった事件を“趣味”で捜査するという設定が一番無理やりな設定なんですけど、それも軽くひょいと飛び越えてらっしゃるんですよね。「時効警察」が続けられているのはオダギリさんのおかげだと思います。
麻生さんは実際にお会いするとさらに、“これだけの人気シリーズの看板ヒロインを演じられている魅力”が伝わってくる方ですね。監督の要望やオダギリさんの演技に、すごく柔軟に軽々と、すいすい合わせて演じられるので「さすがだな!」と思いました。