霜降り明星の“コンビ愛”
――CMの裏テーマでもあるコンビ愛。お二人が実際に感じた相方からの愛を教えてください。
せいや:新幹線で隣の席に座っていて、(2018年の)「M-1」の予選ぐらいの時期で、お互いがピリピリしていたんですよ。普段は隣に座らないんですけど、座ってでもネタ合わせをせんと間に合わんってくらい、かなりピリピリしていて。
そんな中で、僕が荷棚に置いていたカバンが手前過ぎて、バ~ンッて落ちてきたんですよ。二人ともが「落ちてきそうやなぁ」と思っていて、落ちた瞬間に僕じゃなくてこいつの顔にペチ~ンッて当たったんですよ。
ピリピリしてるから「痛っ…」って空気が悪なると思ったら、こいつは一瞬で察知して(明るい口調で)「いったぁ~い。さすが、痛~いっ!」ってポップな痛がり方をしてくれたんです。その時に、「あっ、空気を良くしてくれてんなぁ」って。
僕もそういうのを要求された時は応えたいなって、その時に思いましたね。空気をフォローする、じゃないですけど。
粗品:僕でいうと、乗り物に乗る時、通路側がよくて窓側は嫌なんですよ、性格的に。前のマネジャーの時、その“通路側・窓側問題”でもめたことがあって。「その仕事は行きますけど、通路側だけは約束してください」ぐらいの、「通路側やったら行きますわ」ぐらいに言っていた仕事が、窓側やったんですよ。
せいや:あったなぁ。
粗品:覚えてんのは、通路側やったせいやが替わってくれた。「大丈夫やで。座ったらエエねん」みたいな。
せいや:僕、優しいんです(笑)。
文=伊藤雅奈子
9月21日(土)から全国で放送
■「ゼノンザード」WEBムービー粗品の嫉妬篇 ロングver.