―LDH MUSIC移籍後、第一弾配信シングル「PINK DIAMOND」は、どのようなコンセプトで制作した楽曲ですか?
「自分の最大の魅力と武器であるダンスを生かした楽曲にしようというのは、早い段階から決めていました。自分が映えるダンスに特化した楽曲で、ファンのみなさんが喜んでくれるものを作りたかったので、女性に向けた恋愛ソングのダンスミュージックというのをコンセプトにしました」
―これまではストレートなHIP HOPの中で、クールなRAPを聞かせる表現が多かったけれど、「PINK DIAMOND」にはハイトーンの裏声で歌っている部分もあって、とても新鮮でした。
「女性に向けたラブソングや裏声で歌うといったイメージは、確かにこれまでのCRAZY BOY
にはなかったので、僕も新鮮です(笑)。自分の歌い方や表現の幅を広げることができたのは、これまでいろいろな場所や人との出会いの中で、自分は常に成長させてもらっていたからだと思っています」
―例えばどんな出会いですか?
「5年前、SHOKICHIさんのソロ曲の中でRAPをさせていただいた頃は、自分もラッパーとして初めてのことだらけでした。今はTHE RAMPAGEなどの(LDHの)新しいグループでパフォーマーがRAPをするのは普通のことにはなっていますけど、5年前はLDHのパフォーマーでRAPをやっていたのは自分だけだった。そう思うと、あの始まりがこうして自分や周りの未来にしっかり繋がっているんだなって。あと、今年LAでライブ(7月にアメリカ・ロサンゼルスで開催された「OTAQUEST LIVE」)をやったときに、すごく大きな反響があったことも自信になりました。音楽って楽しいなっていうことをあらためて感じているし、やり続けてきたからこそわかったことがたくさんある。挑戦することで新たな自分も発見できたから、自分の魅力に特化した「PINK DIAMOND」のような楽曲を、自信を持ってみなさんに届けることができるんだと思います」
―「PINK DIAMOND」の歌詞やタイトルに込めた思いは?
「手が届きそうで届かない女性に対する気持ちやイメージを、ダイヤモンドの中でも貴重な存在のピンクダイヤに重ねました。日本語の歌詞で表現することに拘ったのは、自分のファンや聴いてくれる方に自分の思いをそのまま伝えたかったから。日本語詞の部分があっても、この楽曲は海外にも自信を持って届けられるものになったと思っています」