小野塚勇人、IT社長の役作りで「ちょっと頭が良くなった気に(笑)」<Interview>

2019/09/13 07:00 配信

映画 インタビュー

9月16日(月)放送のドラマ「渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019」(TBS系)に出演(C)TBS


“渡鬼”出演で「貴重な経験」


――9月16日(月)には出演される橋田壽賀子さんのドラマ「渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019」(夜8:00-10:57、TBS系)が放映されます。初の橋田作品はいかがでしたか?

せりふ量がとても多かったですし、大御所の俳優さんも多く、30年ぐらいやってきたドラマの世界観もありますし、スタッフさんも含めた輪がある中、一人だけポンって新人が飛びこんでいくので、リハーサルから相当緊張しました。いろんな先輩、監督さんからアドバイスをいただきながら、貴重な経験をさせていただいたなっていうのがあります。

――橋田さんの作品は、すさまじいせりふの量だと聞きます。

今風の言い回しにできる言葉が多いんですけど、そうすると橋田さんの世界観ではなくなってしまうので、一言一句その世界観にのっとっていくと、普段の自分が使っている言葉と違ったりする。(せりふは頭に)入りづらいんですけど、そこは気合いで入れ込んで、何回も呪文みたいに唱えて覚えました。

小野塚勇人


――国民的ドラマへの初挑戦は、やはり緊張の連続だったんですね。では最後に、映画公開に向けてのメッセージをお願いします。

ワインを知らなくても飲みたくなる映画だと思います。ワインって、もちろん高いのもあるんですけど、安くておいしいものもいっぱいあるので、臆することなく飲んでみてほしいと思います。

映画の中で「ワインは人と人をつなぐ魔法のパワーだ」と言っていますけど本当にその通りで、僕も打ち上げとかでワインを飲むとき、「せりふと同じだなぁ」と思うことがあります。

友だちとか恋人、家族とでもいいです。みんなと飲んで、絆を深め合ってくれたら、この映画が世に出る意味があるんじゃないかと思っています。

文=伊藤雅奈子

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