――今回準決勝進出者の中で、お二人の中でライバルや、気になる方は?
福徳:かが屋。
――なぜ、かが屋さん?
福徳:個人的にちょっと好きなんですよ。
――どういうところがお好きなんでしょう。
福徳:ネタが面白いなあと思って。あと、二人とも顔おもろいなぁと思って。絶妙な顔してるなあって。いい顔やなあって思ってます。
――後藤さんは。
後藤:僕もね、かが屋が好きなんですよ。
――お二人ともなんですね。
後藤:はい。いい感じですよね。大阪でいうと、ロングコートダディ。面白いですよね。
――今回のキングオブコント出場にあたり、親しくしている先輩芸人さんにかけられた言葉などはありますでしょうか。
福徳:何も言われていません。ほんとにそれくらい僕らが“キングオブコント挑戦するぞオーラ”が出てなかったのかもしれないですね。
――それは、ご自身の中であえてオーラを出さないように?
福徳:いやいやそんなことないです。もう本気なんでそりゃ。
正直、やっぱりM-1も出させてもらったんですけど、言い方悪いかもしれないんですけど、M-1ってやっぱ“よそ行きのジャルジャル”なんで。
――たしかに、コントのジャルジャルというイメージの方が強いですよね。
福徳:ちょっと外面がいいんですよね。M-1のときには、ジャルジャル。
ほんまの内弁慶じゃないですけど、コントの部分で結果を出したいですね。
――なるほど。ではある意味、キングオブコントでは本気のジャルジャルさんが見られると。後藤さんはいかがでしょうか?同期の方でも。
後藤:特にキングオブコントに関してしゃべることは、あんまりないですね。
――では、逆に相談されたりします?それこそ、これだけ準決勝まで当たり前というコンビでいらっしゃって。
福徳:いやー、何にもないです。むしろ、GAGに相談したくらいです。「どういうネタ選びしてんの」って。やっぱ決勝いってるんで。
――どのような答えが?
福徳:やっぱり「寄席でウケるやつ」と。
――なるほど。お二人はネタ選びはどういうところで。
福徳:フィーリングです。
後藤:いろんなこと試しましたけど。第三者の意見聞いたり、フィーリングで選んだり、ウケるやつ選んだり。なかなか正解はわからないですね。
――二回決勝に行かれたときのネタ選びの方法は?
福徳:正直、時代が変わっちゃってるんで。もう8年前なんで。
後藤:覚えてないんですよ。気持ちとか。
福徳:データにはならないですよ。
――ジャルジャルさんが最後に決勝に行ってから8年も経つんですね。
福徳:時代は変わりました。笑いの質も変わってると思います。