<キングオブコント>“霜降り明星”に追い越され…サンシャイン「売れてねぇ、悔しい!」をパワーに100本新ネタ!!

2019/09/20 08:30 配信

バラエティー

「地獄のような日々を過ごしました」


サンシャイン・坂田光(写真左)と信清淳(写真右)撮影=阿部岳人


――キングオブコント準決勝進出は何度目ですか?

坂田:僕らは3回目なんです。僕ら今9年目なんですけど、3年目のときに初めて準決勝に行けて、それって同世代で一番早かったんです。

「このまま調子よく行けるんじゃないか」と思ってたらダメで、でも5年目も行けたんですね。いい感じにルミネtheよしもとで単独ライブなんかもできて「いい感じだ!」と思ったんですけど…そこからの3年間が全然うだつが上がらない感じで結果が出なくて。

「うわ…」となって。ほぼ同期のコロコロチキチキペッパーズが優勝したり、やさしいズが決勝行ったりしてまた「うわ…っ」と…。

信清:ハナコ(2018年「キングオブコント」優勝)も同期のようなものなんです。

坂田:あと霜降り明星(2018年「M-1グランプリ」優勝)も…。

――それは…!

坂田:うわぁ、あんなに最初よかったのに…って、もう地獄のような日々を過ごして。

それで、もうキングオブコント優勝に向けて10カ月で100本新ネタ作ろう!って決心して。それを達成できまして。

そのうちの2本で今回、準決勝に来れたんです。

――10カ月で100本…平均3日で1本新ネタを作ったと。すごいですね!

坂田:コツをつかむまで、ホントに目ん玉飛んでました(笑)。ヤバすぎて。

信清:だから決勝、マジで行きたいですね。

坂田:でも僕ら“100本作る”って公言してたんで、同じ事務所とかほかの事務所の芸人さんたちの間で新ネタをプレゼントするみたいなライブもあって、「助けたい!」みたいな感じになって。

それに僕、実はことし自伝小説を出しまして。それもホントにただ「売れてねぇ、悔しい!」っていうだけのやつが原作開発プロジェクト“ノンフィクション部門”大賞をいただいて、それで本が出せることになったんですけど。

内容は生い立ちから、相方と出会って…みたいなことをずっと書いた本で。それを業界の人たちがめちゃくちゃ読んでくれたんで、それで多分、身内みたいな気分になってくれたのか、初めて今回、賞レースでライバルなのにみんなに「ガンバレ」って応援してもらったんで、ちょっと、そういう皆さんにもらった応援を勝手に背負ってます。

――ちなみに本のタイトルは?

坂田:「この高鳴りを僕は青春と呼ぶ」っていう…。

信清:なんで、ちょっと恥ずかしそうに言うんだよ(笑)。

坂田:マジかよっていうくらい、青春パンクなタイトルにしちゃいまして。

――サンボマスターの曲にありそうですね。

坂田:いやぁホントに。サンボマスターも大好きです。

――サンシャインさんの今回のネタの売り、思い入れについて教えてください。100本作られた中からどうやって選んだんですか?

坂田:1本は、2人が共通で「これが1番だろう」っていうやつで。お客さんの反応も照らし合わせて。

信清:一番僕らの“らしさ”が出るっていうか。

坂田:で、2番と3番でめちゃめちゃ悩んで…3番のほうを選びました(笑)。

――それは1番とのバランスを見て。

坂田:そうですね。