この度、初めて大河ドラマを書かせていただきますが、これからこちらにいる皆さん、そして色んな方々と(共に作品を)作っていきたいと思っております。
大河ドラマというものは子供の頃は大人が見るものだと思っていたのですが、自分がいつの間にかすっかり大人になって…。
ずっとここ何十年も大河ドラマを楽しく見てきた身としましては、本当に身が引き締まる思いです。
渋沢栄一さんを私が初めて調べさせていただいたのは、連続テレビ小説「あさが来た」(2015-2016年、NHK総合ほか)を書かせていただいたときだったんですが、その時はもう高齢の渋沢だったんです。
(今回改めて)「こんな面白い人生を送っている人だったんだ」と、目からうろこ落ちるような思いでした。
そして、私はもしいつか大河ドラマをできるなら幕末がやりたいとずっと思っていたのですが、「幕末を違う目線から見たドラマを作れないか」と考えたときに渋沢さんほど色んな目線から幕末を見ていた方はいらっしゃらないんじゃないかと。
渋沢さんは農民や志士など色んな立場から幕末を見た方です。そして最後の将軍である慶喜の家来として、いろんなことをしながら幕末、そして明治という時代を生きた方です。
その方を描けるというのはとても幸運だなと。すごく壮大なことだけども、チャレンジしてみるべき大きなものだなというふうに思っております。
また、お札のイメージの渋沢さんではなく、色んな時代を駆け抜けてきたフレッシュな渋沢さんを描きたいと思った時に、吉沢さんのようなすてきな方と巡り合うことが出来まして、このように今日が来ました。
緊張しておりまして、何を言っているか分からないかもしれませんが(笑)、とにかくここから頑張らなきゃという気持ちでいっぱいです。
皆さんどうぞ見ていただけるとうれしいです、どうぞよろしくお願いいたします。
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