――初めての大河ドラマ執筆、出演ということで、大河ドラマに対するイメージや思い出などがあれば教えてください。
大森:私は父と一緒に見ていた思い出が強いですが、中でも滝田栄さんの「徳川家康」(1983年)を一生懸命見ていた思い出があります。
その後、「山河燃ゆ」(1984年)。昭和を描いた作品で、子ども心にちょっと怖いシーンもあったりして大人っぽいドラマだなと。そういうところも「これが大河ドラマなんだ」と思いながら見ていたのをよく覚えています。
最近の作品ですと「真田丸」(2016年)が好きで、家族みんなで見ておりました。「味よしの瓜」を家族みんなで踊ってまねしたりしておりました。
吉沢:恥ずかしながら今まで歴代の大河を追ってきたというわけではないのですが、僕は「新選組!」(2006年)がすごく大好きです。
とにかくみなさんめちゃくちゃ格好いいですけど、僕はとにかく佐藤浩一さんが演じる芹沢鴨が格好いいなという印象で、芹沢を暗殺するという時にその前日に近藤さんとの2人でのシーンの「鬼になって俺を食っちまえ」みたいなせりふが未だに(心に)残っていますね。
――吉沢さんといえば連続テレビ小説「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の36歳で亡くなった天陽役だと思いますが、今回の役は亡くなったのが91歳ということで生涯が長きに渡り描かれますが、楽しみにされていることなどあれば教えてください。
吉沢:91歳まで生きるということで、91歳の時の芝居とか今は全く想像もできないんですけど…。
(作中で)どこまで描くかというのはこれから(決まること)だと思うのですが、1年以上、それこそ「なつぞら」より長い期間、ひとつの役を演じさせていただく機会というのはなかなかない挑戦ですし、勉強になることもたくさんあると思いますので、その分不安も結構大きいですが、これからどんどん渋沢栄一さんを勉強していく中で渋沢さんという人間を知っていって、しっかり演じられればなと思っています。
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