映画「洋菓子店コアンドル」の初日舞台あいさつが都内で行われ、出演者の江口洋介、蒼井優、江口のりこ、尾上寛之、戸田恵子と、深川栄洋監督が出席した。
同作は、東京の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”を舞台に、過去を引きずる伝説のパティシエと、上京したばかりの見習い女性店員の交流を描いた感動作。
鹿児島出身の気の強い見習い店員・なつめ役を演じた蒼井は、「なつめは感情の起伏が激しいので、こちらの江口(洋介)さんや、こちらの江口(のりこ)さんのおうちに乗り込んだりするんですが、どちらも撮影は午前中で、朝の6時過ぎから鹿児島弁でしゃべらなきゃいけなかったのが難しかったです」と苦労を明かした。また、バレンタインデーの思い出を聞かれると「中学生のころに、スタッフさんにプレゼントしようと思っていたチョコを、当時のマネジャーさんがグチャグチャにしてしまったっていう思い出くらい…(笑)」と少し苦いエピソードを披露。
心に傷を抱えた元天才パティシエを演じた江口洋介は「パティシエということで、ケーキを作るシーンが多いので、道具を買って、家で作ったりしました。それが映画の中でも伝説のパティシエらしく見えているなあと自画自賛しました」と、笑みを浮かべた。
“パティスリー・コアンドル”のオーナー・シェフを演じた戸田は、「加賀まりこさんが入っていらっしゃったときは、まるでフランス映画のような雰囲気で、絵はがきにしたいような雰囲気でした。撮影セットのお店も、そのまま営業したらいいんじゃないかなって思うほど、かわいらしいお店でした」と満足げな様子。
“パティスリー・コアンドル”のスタッフ役の江口のりこは、「わたしもケーキ作りを練習したんですけど、作品を見たらテーブルばっかりふいていて、すごく残念だなと思いました」としょんぼり。バレンタインの思い出についても「あまり思い出はありません、これから幸せになれたらいいなと思います…」と話し、司会者から「今回の出演をきっかけにケーキを作られてみては?」と勧められても「うち、オーブンないので」と即、否定していた。
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