――普段からこのような最新技術への興味があるのですか?
興味があるし、関心もあるので、注意深く情報を収集して、取り入れています。
もともと自分はアナログな人間だったんですが、デジタルも絶対必要だと思ったんです。これからはデジタルとアナログのバランスを取らないといけないなと思っています。
やっぱり、新しいものを無視してはいけない。新しいものを取り入れながら、古きものをまたもう一回引き戻して、うまくブレンドしながら活用していく。そういう時代に入ったんじゃないかと思います。
――日常生活でも最先端機器をよく使われていますか?
最先端の機器だけに頼ることはしないんです。もし頼ったら、それがなくなったら終わっちゃうので。
同時に、「それがなくなっても生きられる」という自信を持つような作業もしています。要するにサバイバルですね。両方持っていれば、何が起きても生き残れるぞという自信を備えることができる。そういう戦いをしています。
今は「情報を制する者が世界を制す」。情報こそが自分の人生を生き抜く力になるので、どんな情報でも、必ず一回入れて消化して、分析して、良いところだけをとっていくという作業は今でもやっています。
今は我々の身辺、安心はできない時代ですよね。あれは他人事じゃない。ドラマの世界だなんて思っちゃいけない。現実ですよ。
――今後の展開で、和一はどのようになっていくと思いますか?
和一が、どのような方法でみんなの中に納得できる存在になっていくのか…怖い面もあるけど、楽しみですね。非常に責任があるなと思っています(笑)。
――最後にこれからの見どころを教えて下さい。
これから明らかになっていく社会のひずみや闇、隠された過去…。人間は過去・現在・未来を背負って歴史を生きるわけだけど、それぞれの歴史や足跡の中で葛藤し、痛みや悲しみ、苦しみ、そして隠しておかなければいけない、墓場まで持っていかなければいけないもの。そういう部分が、どのようにドラマの中で表現されていくのか。それが僕は楽しみです。それを自分の中に取り入れて、消化しながらどう料理できるかなというところも楽しみです。
この作品は予想がつかないような展開の面白さがありますよね。その中に真実味を帯びたリアルさが出てきてほしいですよね。生き抜くという夢を実現するということが、こんなに大変なんだとにじみ出てくるといいですね。何が起きてもおかしくない状況の中で、生きて夢を掴むということがどれだけ大変なことなのか。それに挑んでいく人間の知恵に期待したいです。
和一という人間の過去が、決して順風満帆ではなくて、辛酸をなめながら、傷だらけになりながら、それを背負って生き抜いてきたんだなというところを見ていただきたいです。
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