<試写室>ラグビーに青春をささげた男が、仲間たちとの“12年越しの約束”に挑む
ラグビー部から離れることを選択
医師から全てを聞いた杉田さんの元を、監督が訪れる。監督は、杉田さんに登山の中止を知らせ、「良くなったら皆で一緒に行こう」と約束をする。
懸命なリハビリの結果、杉田さんの運動能力は次第に改善していったが、ラグビーに対する気持ちと現実のギャップから、「ラグビー部から離れたい」とチームメートたちとの連絡を断ってしまう。
その後、つえでの自立歩行もできるようになった杉田さんは、大学に復学。しかし、自身に向けられる視線に耐えられず、人との接触を避けるようになる。杉田さんへの接し方に戸惑う仲間が多くいる中、ラグビー部の同期で、マネジャーの役割についていた学生だけは、杉田さんにメッセージを送り続けていた。
やがてその思いが杉田さんを動かし、けがから2年8カ月後、杉田さんはデータ分析係としてチームに復帰。つえをつく杉田さんに、チームメートたちは、彼がけがをする前と変わらない態度で接するなどし、両者の関係も修復されていく。
12年越しの富士登山に挑戦
事故から10年がたち、杉田さんは、自らがけがをした地へ足を運んだ。それをかつてのチームメートたちに報告すると、「富士山登りたいね」という返信が。あの日の富士登山の約束は、ラグビー部全員のものとなっていた。
30代になり、同期の結婚式などで再会する機会も増えた彼らは、その度に富士登山の話をするように。本気で話す仲間の姿に、杉田さんの気持ちも固まっていく。
そして、つい先日の8月末に、杉田さんと仲間たち、当時の監督らが登山を決行。杉田さんらは、「フォーエバー・フレンズ」を合言葉に、12年越しの富士山登頂に挑む。
9月26日(木)夜7:57-9:54
フジテレビ系で放送
ストーリーテラー=ビートたけし
出演=剛力彩芽、バナナマン(設楽統、日村勇紀)
ゲスト=川田裕美、武井壮
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