石川恋「人前でこんなに崩れた表情になることはない」豪快な食事シーンを披露

2019/09/27 15:00 配信

ドラマ

「食べてはいけない」との気持ちに葛藤…(C)東海テレビ


石川恋コメント全文


――栄光と引き換えに、炭水化物抜き、野菜中心の一日一食の食事制限を続けるトップモデル・遠藤明日香役を演じられました。監督からの斬新な演出にも次々応じていた様子ですね。

チーズタッカルビを食べるシーンは、事前にどういう風に食べようかいろいろと考えてはいましたが、実際には監督さんからご提案していただくことが多く、それをすぐに受け取ってお芝居をするという事に必死でした。結果、監督さんが考える演出に私の考えも取り入れて下さり、いろいろなパターンが生まれたと思います。監督さんの発想はとても新しくて驚きの連続でしたが、とても楽しんで演じることができました(笑)。

――プランを持って臨んだんですね。

そうですね。自分なりの考えを持って挑みましたが、監督さんの演出プランは私の想像の域を超えたものでした。あとはドラマのお話が決まってから、チーズタッカルビを食べる撮影の今日まで、自分も食事制限をしました。実際やってみないと分からないことがたくさんあるだろうと思っていたので、本番で監督さんといろいろお話ができて、形にできたことが良かったと思います。

――このドラマのために食事制限をしたんですか?

明日香と同じような生活をしたいと思ったんです。もちろん明日香のように2年も炭水化物を食べないというのはとても無理ですが、この役が決まってから、(撮影の)今日まで炭水化物もお肉も抜きにして、明日香の気持ちに寄り添ってみました。

――そういう生活をしてみて、実際にいかがでしたか?

実は、ちょうど体を絞らなくてはいけないタイミングと重なったんです。私はモデルのお仕事もしているので、食事制限などで体を絞るのは何度も経験しているせいか、そんなに大変ではなかったです。

――明日香のように、日ごろから炭水化物は取らない野菜中心の食事という生活は、“モデルさんあるある”なんでしょうか?

私は普段はキープを心掛けているぐらいですが、(服装などで)少し体のラインを出すようなお仕事の時などは、いつもより食事制限はします。私の場合はその時の自分の体のコンディションによって食べるものを変えています。少し筋肉をつけたいときは、炭水化物も食べますし、もう少し細くしたい時には炭水化物を抜いて野菜と鶏肉を中心のメニューにしたり…。目的によってトレーニングと食事制限をしています。

――それはとてもストイックな…。

でも、実際にやってみると慣れますよ(笑)。節制をする生活が、もう自分の中でスタンダードなっています。ただ、私は明日香ほどではなく、たまに友人とご飯に行って息抜きができているから続けられているのかもしれません。

――演じていて印象に残ったシーンはありますか?

明日香の気持ちが爆発して、わら人形を打つシーンがあるのですが、とてもストレスを発散できました。無我夢中でやれましたよ(笑)。

――チーズタッカルビの食べっぷりも見どころの一つですね。

食べるシーンを寄りで撮影されることは今まで経験したことはないので、豪快には食べつつも、汚なくなりすぎても良くないでしょうし、そのあんばいが難しかったです。でも、思いっきりできました。チーズと辛めのタレがとてもおいしかったです。

――ドラマを楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

とてもストーリー性のある作品で、見てくださる方も明日香と同じ気持ちになって、ストレス発散、スカッとするようなシーンがたくさんあると思いました。きっと皆さんも、何かを発散させるような気持ちで見ていただけると思います。

個人的には今回、モデルの顔や、田舎から出てきた女の子の顔、そして食べた時のリミッターが外れたような顔など、沢山の表情が30分の間で出てくるので、そのあたりも見ていただければと思います。

――「石川恋さんって、こんな女優さんだっけ?」みたいなことにはならない?

なるかもしれません。なかなか人前でこんなに崩れた表情になることもないので…(苦笑)。でも、私はとても楽しんでやれたので、新たな一面として見て楽しんでいただければなと思います。

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