――今回、ベビーシッターとして働く高島聖子役、しかもドラマ初主演だそうですね。
こんなメインでドラマをやらせていただくことが今までなかったので、うれしかったです。でも、2日間の撮影の2日目で、自分がもうどういうキャラクターでやっていたのか分からなくなってしまって…。やっぱり役者さんってすごいと思います。
――しかも、聖子はイケメンシングルファーザーに言い寄られる役で!
私は今回、女性に夢を見せますよ!もしかしたら、あなたの人生にもあるかもよ、という希望を見せられたらと思いました。特にぽっちゃり系で、本当は中身を見てほしいと思っていても、それがなかなかかなわない方への、ある意味、メッセージです。
――演技的な部分で、こういうところを見てほしいなどありますか?
恋のシーンは「リアルな感じで」と監督に言われたので、コントというよりはもっとリアルな感じで、イケメンとデブのイチャイチャが見られると思います。
――激辛ラーメンを爆食いされたシーンも圧巻でした。
汗をいっぱいかいて、アスリート気分というか、エクササイズの感覚で食べました。舌がどんどんしびれてくると、汗もどんどん出てくるから、逆に痩せたんじゃないかな(笑)。
――辛いのは得意なんですね?
昔は苦手でしたが、ストレスが溜まった時にどうしても辛いものが食べたくなった時期がありまして、そこから苦手なのに食べたいという趣味ができてしまいました。今は10段階で、6ぐらいの辛さはいけます。
――監督の演出の他にも、自分で提案したり、表情を作ったりしていましたね。
それは監督が「いいやつください」って言ってくるからですよ。それって、芸人が試されているみたいな、一番嫌なパターンのやつですよ(笑)。
――おいしく食べる見せ方とか、演技で気にした部分は?
このドラマは「背徳の夜食」というタイトルなので、やっぱりきれいに静かに食べるというよりは、ストレスを爆発させて、見た目なんてどうでもいいという部分を意識しました。
いつも食レポでは気を使って食べているので、この作品はストレス発散でしたね。いつもはこんなことをしてはいけないけど、今日はもう仕方がないよねと。
――食事のシーンで、「汁を飛ばしてください」とか、普通は言わないですからね。
言わないですよ。最後はシャツが汁まみれでした。なんか背徳ですよね、やってはいけないことをやってやったという。
――元々、江上さんは女優志望だったということで、これを機に女優業も本格的にやっていきたいですか?
どうですかねぇ(笑)。今回は、脚本も監督も独特で、自分でどんな演技をしているのか全然分からなかったですし、これがどんなふうに完成されるのかはいまだに謎です。それでもこれを見ていいなと思ってくださる方がいればうれしいですが、自分の姿を見るのが怖いという気持ちもあります。でも、めちゃくちゃオンエアが楽しみです!
――ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
激辛ラーメンを食べているシーンに、私の芸歴15年の全てが詰まっていると思って見てください。ギリギリのところまでやりました(笑)。
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