田中美佐子、飯豊まりえの共演により10年ぶりに再演される舞台「流れ星」が、10月12日(土)の新潟公演を皮切りに、全国8カ所で巡演される。
本作は、脚本・演出家で俳優の宅間孝行によるエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の舞台第7弾。
「ザテレビジョン」では、稽古前に初対面した宅間と飯豊にインタビューを実施。後編では、エンジンの掛かった飯豊が宅間に質問攻め。主演女優の初舞台への思いの強さに、宅間がたじたじとなる場面も…。
【前編から続く】
宅間孝行の稽古は“ドアをトントン”だけで一日がかり?
――飯豊さんは初舞台に臨むにあたり、不安や宅間さんに聞いてみたいことなどはありませんか?
飯豊:不安はないんですけど、ドラマとは違うと思いますし、本当に質問攻めになってしまいますね。ご迷惑をお掛けしないように頑張ります…。
宅間:全然大丈夫。今まで初舞台の人はたくさん見てきたし、みんな初舞台は踏んできているんだから。
飯豊:でも、舞台をやられている方に聞きました。「何の舞台をやるの?」と聞かれて「宅間さんの舞台です」って答えたら、「宅間さんは“ドアをトントン”ってするだけで(稽古を)一日掛けてやるから、すごく大変だよ」と言われました(笑)。
一同:(笑)。
飯豊:「厳しいよ」って言われて。それは本当ですか? 盛って話していますよね? “ドアをトントン”だけで一日掛かるって…。
宅間:えっと…(苦笑)。うん、“ドアをトントン”で一日というのはよく分からないですが、稽古の初期段階は“生っぽく芝居をしてほしい”という中で、「うちではこういうスタイルでやりますよ」とか「そのためにこうしてほしい」とか、稽古のはじめの頃は丁寧に伝えるんですね。最初はその時間がすごく掛かりますね。
逆にそうではない所でずっとやってきた人たちが、その求められてることへの違いに戸惑ったりして。それぐらかな? どうしてもくせでそうなっちゃうのをやめてほしいとか。まあ、「(今日の稽古は)これしか進まなかったね」というのはありますけど、“ドアをトントン”で一日は…(笑)。
飯豊:(話を聞いて)そんな感じなんだって思っていたんですよ(笑)。だから、私のしゃべりで一日掛かったらどうしようと悩んでいました。
新潟公演=10月12日(金)りゅーとぴあ 劇場
栃木公演=10月17日(木)足利市民プラザ 文化ホール
仙台公演=10月26日(土)宮城・電力ホール
札幌公演=11月3日(日)、4日(月)北海道・道新ホール
福岡公演=11月9日(土)ももちパレス 大ホール
東京公演=11月13日(水)~24日(日)サンシャイン劇場
名古屋公演=11月28日(木)~12月1日(日)愛知・ウインクあいち
大阪公演=12月4日(水)~8日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
出演=田中美佐子、飯豊まりえ
柳美稀、富田翔、三津谷亮、冨森ジャスティン
川村エミコ(Wキャスト)、近藤くみこ(Wキャスト)
松村優、越村友一、遠藤瑠美子、若林元太
ダンカン/宅間孝行
作・演出=宅間孝行
公式サイト=http://takufes.jp/
公式twitter=@TAKU_FES_JAPAN