――そして、いよいよ「BRAND NEW STORY」でCDデビュー!
デビューしますって言われた時は実感が湧かなくて、ポカーンとしていました(笑)。
レコーディングは舞台の時から結構やっていたので少しは慣れていたんですけど、自分が歌った曲がCD化されて永遠に残るんだって思ったら、めちゃくちゃ緊張したことを覚えています。
ディレクターさんからも「これが一生残るからね」って言われて。しかも、私は落ちサビを歌っていたので、それも結構プレッシャーでした。スタッフさんからも「ここ、香帆がめちゃくちゃ目立つところだから」って強調されたんです(笑)。
――やっぱり、今でも歌うときに思い入れが?
もう何回も歌っていますけど、歌うたびに初心に戻れているような気がします。
昔から応援してくださっているファンの皆さんにとっても思い入れがある曲だと思うし、「BRAND NEW STORY」をきっかけにファンになったという方も多いので、対バンイベントとかでは絶対に入れたい曲です。
――この連載は今回で3回目ですけど、過去に登場したじょにー(上西星来)さんも、いさき(櫻井紗季)さんも、香帆さんのことを語る時に「真面目」というワードが出てきました。これまでのインタビューでも何度か出てきたと思うんですけど、この“真面目”というイメージについてはどう感じていますか?
きっと、スタッフさんに聞いても同じ言葉が返ってくると思います(笑)。
以前、毎週ネット配信をやっていた時期があって、その時にMCを任されたんですよ。でもこれって私が真面目だから、全部台本通りに行くタイプで面白いことを言わないからMCに回されたのかなって感じたことがあったんです。
自分はどうすればいいんだろうって。かといって「ハジけていいよ」と言われてもどうやってハジけたらいいのか分からない。
――「真面目」という言葉に縛られているような感覚があったんですね?
その時にスタッフさんから「香帆は台本を見なくていいよって言ったら不安だと思うから何回か目を通したら、もう本番では見なくてもいいよ」って。本番ではカンペを出すからそれを見ながら進行すればいいと。
私の中では不安だったんですけど、いざやってみたらフッと力が抜けて、配信中でも普段通りにメンバーと接することができたんですよ。
進行もうまくできたことをスタッフさんたちに褒めていただいて「あ、真面目キャラでも適当なところは適当にやっても大丈夫なんだ。私はこの真面目キャラのままでもいいんだ」って思えたんです。
――いい意味で吹っ切れた感じ?
真面目なのは決してキャラ作りではないし、もともとの性格がそうだったから苦しいことはなかったんですけど、このキャラをうまく利用すればいいんだって気付きました。
だから、今は特に気にすることはありません。
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