若葉は平左衛門(高嶋政宏)を父の敵とは知らずに奉公する武士・孝助役。「ただの正義と悪ではなく、グロテスクなものを抱えた人たちの織り成すドラマにしたかった」と作品への思いを語った。
恋焦がれて死んだ美貌の娘の幽霊・お露の上白石は、「有名な役なので、私自身もどう演じたらいいのかと悩みましたが、監督や共演者の皆さまにすごく導いていただきました」とコメント。
お露と恋仲になる新三郎役の中村七之助については、「七之助さんは歌舞伎でお露だけでなく、新三郎、お峰も演じたことがある『牡丹燈籠』のエキスパートなので、質問攻めにしました。お露の役作り自体についてはあまり聞かなかったのですが、歌舞伎の時はどうやっていたのかやお着物をお召しになっている時の所作の説得力がすごかったのでそうやったらすてきに動けるのか、色気はどうやったら出るのかなどを教えていただきました。なかなかそばでお芝居できる方ではないので、『今だ!』と思っていろいろ聞きましたね」とエピソードを明かした。
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