高岡早紀が主演を務めるオトナの土ドラ「リカ」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)が、10月5日にスタートする。
五十嵐貴久原作の「リハーサル」と「リカ」を2部構成でドラマ化。主人公のリカ(高岡)は、「女は28歳で結婚し、家庭に入るのが一番幸せ」という考えを持つ“永遠の28歳”で、愛する人を求めるためなら手段を選ばない。
リカは、第1部では、病院の副院長で将来を嘱望される外科医・大矢(小池徹平)、第2部では妻と別居中の映画製作会社プロデューサー・本間(大谷亮平)をターゲットにし、“地獄”へと追い込んでいく。
「WEBザテレビジョン」では、愛を求め突き進む“純愛モンスター”・リカを演じる高岡に話を聞いた。
リカは怖いだけの女性ではない
――台本を読んだ感想を教えてください。
このように怖い役をいただくのは初めてなので、恐ろしいなというのが第一の感想です。リカは常に自分の感情や解釈で動いていて、全然会話が成立していないので、読むのが難しかったです。どういう感情になったらそういう理解の仕方をするのだろう、こういうことを言えるのだろうということばかりで、台本を読む手が何度も止まってしまいました。
――そんな中で、リカに共感できる部分はありましたか?
ピュアという意味では共感できる部分もありましたが、やっぱり恋愛は相手あってのことだと思います。そこで自分だけの“ピュア”を押し付けるという部分はなかなか共感はできないですね。
でも、リカが持っている“女子としてのかわいらしさ”は出していきたいなと思います。リカはただ怖いだけでの女性ではなくて、運命を信じているかわいらしい部分もあるんですよ。
――リカの怖さの根底にあるものは、“ピュア”さだということですね?
もらった言葉や物だったり…、物はもらったのではなく取っているんですけど(笑)。そういう物ももらったと信じ込んでいて、言葉も、リカに対しての言葉でなくても、それが自分に向けられたものだと信じ込んで、都合のいいように解釈してしまうような、痛いほどのピュアさがありますね。