ディーン・フジオカ&岩田剛典の新たなバディに期待が高まる「シャーロック」<試写室>

2019/10/07 06:30 配信

ドラマ

「シャーロック」第1話より(C)フジテレビ


ディーンの持つ雰囲気が獅子雄にぴったり!


原作の「シャーロック・ホームズ」は、日本だけでなく世界中で幾度となく映像化されてきた作品。ディーンはどのように解釈するのだろうと楽しみに待っているファンも多いだろう。

ディーンが持つどこかミステリアスでオリエンタルな雰囲気が、天才肌の獅子雄にぴったりで、彼の発言に対する説得力が増しているように感じられる。

ドラマは、岩田演じる若宮が病院で帰宅の準備をするシーンで幕を開ける。笑顔が特徴的なイメージの強い岩田が一転、鋭い眼差しをカメラに向けるこの場面は、若宮の冷静かつスマートという性格をしっかり印象付けられた。

ワトソンにあたる役柄の若宮は、第1話から獅子雄に振り回される様子が随所に散りばめられている。普段クールな若宮が、気ままな獅子雄のわがままや無茶ぶりに翻弄されるシーンは、シリアスなドラマの中でもクスッと笑える癒しになっている。

出会ったばかりの二人は、早くも事件を解き明かすため協力。初回からすでに絶妙なコンビネーションを見せるこのバディが、今後の物語を通じてどのような信頼関係を築き上げ、どのように謎を解明していくのか、早くも楽しみになった。

もう一つ着目してほしいバディが佐々木演じる江藤と山田真歩演じるクミコ。お調子者で人間味あふれる江藤と鋭くつっこむクミコのやりとりは、このドラマの中でも特にコミカル。「こんな上司・部下いるよなぁ」と共感できるコンビになっていると感じた。