福山雅治が10月7日に東京・東京国際フォーラム ホールCで行われた映画「マチネの終わりに」(11月1日[金]公開)の完成披露試写会に登場。共演の石田ゆり子、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、板谷由夏、古谷一行、そして西谷弘監督と共に舞台あいさつを行い、撮影エピソードなどを語った。
芥川賞作家・平野啓一郎の代表作を映画化した本作は、情緒ある物語の世界観に合わせ、フィルムカメラで全編を撮影。
6年という歳月の中で、音楽家とジャーナリストの男女2人の変わりゆく思いや季節の移り変わりを色鮮やかに収めたラブストーリーだ。
会場後方から福山をはじめキャストが現れると、来場客から割れんばかりの歓声が。
フォトセッションを終え、福山があいさつをする番になり、「え~福山です。今日は…」と話し始めるとすぐさま大歓声が会場を包み、かみ締めるように一呼吸おいて「(ダンディーな声で)ありがとうございます」と感謝を。
続けて「恐らく今日は日本全国からお越しになってくださっていると思います。短い時間…と言いながらもなるべく長い時間おしゃべりできたらいいな、この時間を共有できたらいいなと思っていますので、どうぞ楽しんでいってください」と語り、会場を沸かせた。
約1年前の2018年9月ごろに撮影したという本作。完成披露を迎えた感想を「うれしいですね。(スタッフから)『これ言うな、あれ言うな』って結構本番前に言われたんですよ。でも、言うなって言われると言いたくなる(笑)」ととぼけつつ、「あえて原作を読まずにこれから初めて映画を見るって方もいらっしゃると思いますが、そのご期待に添える作品になっていると思います。僕自身も本当に今日という日を待っていました」と力を込めた。
また、原作者の平野も一足先に作品を見て「感動した」と言っていたということで、福山は「そうおっしゃってくれましたね。試写会の時に平野さんと石田さんもいらっしゃったんですけど、原作者の方がいらっしゃる場で試写会を見るのってすごく緊張するんです。
正直、自分が出ていて自分で『感動した』ってどういう神経だって思うかもしれませんけど(笑)、素直にすてきな映画だなと感動したんです。
それで平野さんに『いかがでしたか?』てうかがったら、平野さんがこうおっしゃってくださいました。『まさか自分が原作を書いた小説の映画を見て泣けるとは思いませんでした』と。こんなにうれしいことはないなって、ホッとしましたね」とエピソードを明かす。
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