「悲しみを感じる要蔵だと思いました」
――オファーを受けた時のどんな思いでしたか?
吉岡:前回は「金田一きたー!」って思って、今回は「八つ墓村きたー!」って。
でも前作の最後に予告ではありませんが、「八つ墓村」を彷彿させる演出があったので、「やるのかなぁ、八つ墓村行かなきゃいけないのかなぁ、いやだなぁ」という気持ちもありました。
今回は金田一がメインというよりは辰弥の愛憎劇、そして“たたり”がメインになってくるので、金田一としては控えていようと思いました。またあのスタッフでこの謎の中に入っていけるのはうれしかったですね。
村上:「ショーケンさんだ!」って思いました。僕は、ショーケンさんがご出演されている「八つ墓村」を見ていたので、うれしいなって。
前作に出ていた父に、今回のことを伝えたら「絶対やりな!吉岡さんと絶対やりなさい!」と強めに言われました(笑)。父とはあまり会ったりはしないのですが、芝居のことやいい映画を見たよ、とかメールでのやりとりはよくしています。
――「八つ墓村」と言えば「たたりじゃー」というせりふに象徴される事件の発端となる大量殺人を起こした田治見要蔵のイメージが強いですが、今回演じられた音尾琢真さんの要蔵はいかがでしたか?
吉岡:(撮影では)要蔵さんと会っていないんですよね。
僕は要蔵というと(1977年公開の映画で要蔵を演じた)山崎努さんのイメージがあるのですが、今回の要蔵はそれとはまた違いますよね。悲しいというか人間くさいというのは音尾さんならではじゃないでしょうか?怖いイメージの山崎さんとはまた違う、悲しみを感じる要蔵だと思いました。
――村上さんは音尾さんとお話しされたことなどありますか?
村上:撮影でご一緒するのは1日だけでした。(音尾の所属する) TEAM NACSの方とお仕事するのが初めてだったので、色んなことを聞きました!本当に色んなことを聞いたので、何をお話したかはあまり覚えていないんですけど…。
安田顕さんは以前最寄りのコンビニが同じでよくすれ違っていたんです (笑)。すごい挙動不審な動きをされていて、共演はしていなかったので、話しかけずにいたんですが…。
吉岡:その様子を見てたの?
村上:そうです(笑)!それを報告しました(笑)。