小芝風花が記者たちにアピール「温かい記事をよろしくお願いします!」
11月3日(日)にスタートする「歪んだ波紋」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSプレミアム)の試写会が行われ、松田龍平、松山ケンイチ、小芝風花、長塚京三、原作者の塩田武士らが出席した。
塩田武士による同名小説を映像化した本作は、誤報を出してしまった新聞記者、大学同期のネットニュース編集長、過去の事件を洗う元記者、子育てに悩む女性記者といったさまざまな“記者”たちの人生模様を、家庭の問題なども織り込みながら描き、“報道”の現在に迫る社会派ドラマ。
松山「一生懸命しわを作っていかないといけないと思いました」
地方新聞記者・沢村役の松田は、「毎日試行錯誤しながら撮影しています。“情報の世界”を生々しくリアルに描いた作品になるのではないかと」とあいさつした。
沢村の大学同期でニュースウェブサイトの編集長・三反園を演じる松山は、「色んな調べものをする時にネットを使っていますが、原作や台本を読んでそれが怖くなりました。正しい情報をどう取捨選択をしていくかということを考えさせられましたね」と作品の印象を語る。
また、同作はBS4Kでも放送されるが、「今まで見えてなかったものが見えてくるんですよね。(憔悴[しょうすい]している敦子役の)風花ちゃんのくまは、役の表現になっていてとても好きでした。また長塚さんのしわも色んなものが表現されているなと。僕もこれから一生懸命しわを作っていかないといけないと思いました」とユーモアを交えて4Kならではの見どころをアピール。
そんな松山のコメントを受け長塚は、「松山くんにしわを褒めていただいたので、これからはしわを全面に押し出していこうかな…(笑)」と話した。
「私は人の前に立つお仕事をさせていただいていますが、敦子はふつうの女性。それにも関わらず誤報記事によって夫殺しの犯人じゃないかという目を向けられてしまいます。お仕事をしていて忘れていた“人に見られる怖さ”という感覚を思い出しました」と語るのはひき逃げ事件の被害者の妻・敦子を演じる小芝。
「色んなことを勉強しようとニュースを見るようになったのですが、何が正しいのか、何を信じていいのか分からずに悩んでいます」と作品から影響を受けていることを明かした。
11月3日(日)~12月22日(日)
毎週日曜夜10:00-10:49※連続8回
NHK BSプレミアムにて放送
原作:塩田武士
脚本:向井康介
音楽:林ゆうき
出演:松田龍平、松山ケンイチ、小芝風花、山口紗弥加、勝村政信、勝矢、Juice=Juice、坂井真紀、キムラ緑子、真野響子、美村里江、筒井道隆、角野卓造、イッセー尾形、長塚京三ほか
演出:佐々木章光、村上牧人、最知由暁斗