安田顕「いい意味で難しく、やりがいのある作品」LGBTを題材にした名作舞台で主演
2019年の「第73回トニー賞」で演劇リバイバル作品賞に輝いた「ボーイズ・イン・ザ・バンド〜真夜中のパーティー〜」の日本人キャスト版が、新訳と白井晃の新演出、安田顕の主演によって来夏上演される。
日本国内では「真夜中のパーティー」の名で知られる本作は、1968年にオフ・ブロードウェイで初演。
ゲイであることを自覚する男たちによる誕生日パーティーでの一夜を描いた舞台は、初日公演での評判が評判を呼ぶ形で、会場も大きな劇場に移し、その後1000回以上の公演を重ねている。
ゲイ同士のそれぞれのやりとりや、自分たちが周囲からどう思われているのか、自分自身がゲイであることをどう受け止めているのかなど、LGBTが今ほど認められていない時代の観客たちに明らかにし、当時の世相やカルチャー、LGBTを巡る議論などにも一石を投じた。
初演から50周年を迎えて行われた2018年のブロードウェイでのリバイバル上演では、ハリウッドスターなどのキャストで話題に。
日本でも1983年から数多くの上演が行われてきたが、新たな訳と、白井による新演出によって、全く新しい作品として上演されることとなった。
安田は、ゲイ仲間の誕生日を祝おうとする主人公・マイケルを演じる。
2020年7月、東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演予定
ほか仙台、札幌、大阪にて公演予定
原作=マート・クローリー
演出=白井晃
出演=安田顕 ほか
▼公式サイト
https://www.bib-stage.jp