成田、永瀬、高良は、弁士の口上の習得にも力を入れて臨んだそうで、活動弁士を「一生に一度出会えるか出会えないかという役」と評した高良は「さっきパンフレットの紹介文を見たら、『スター気取りの活動弁士』と書かれていて、『あ、そうだったんだ…』と思って(笑)。僕は本当にスターだと思って演じました」とあいさつ。
そして「そう思えたのは、3カ月の訓練があったから。楽しくてしょうがなかったです。こういう機会でもないと学べないことだし、しかも映画の勉強もできるし、ラッキーでした。普通だったら緊張するスター役も、僕が一番うまいんじゃないかなと思って臨めたから」と振り返った。
永瀬は「極上の体験でした。もう楽しくて楽しくて、毎日楽しかったですね」と撮影を振り返り、活弁については「そんな短期間でできるわけないので、ただ講師の方に必死で付いて行きました。他の2人は素晴らしいのでそこを見てください」と謙遜した。
成田は「正直聞き慣れないリズムの言葉だったので、それはもうひたすらに教えてくださった師匠のマネをして反復練習をする数カ月間だったんですけど、その中で自分の意見のようなものが出てくるときがあって。そこから楽しくなりました。自分の中のオリジナルというものに出会えた瞬間ということになりますね」と振り返る。
さらに「1つだけネタバレしていいですか? 僕が最後にやる活弁があるんですけど、あれだけ教わってないです」と告白。
永瀬は「アレはちょっと、練習した身からするとすごいです…」と太鼓判を押し、水を向けられているのに斜め上を見詰めて沈黙する高良に「えっと、彼はスターですから…」とツッコミ。
それを受け、高良は「えっ!? あ、いや、何でだろうって聞きたくなったけど、長くなりそうだから後で聞きます(笑)」と照れていた。
映画「カツベン!」は12月13日(金)公開。
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