波瑠主演の日台共同制作ドラマ、日本と台湾の“国境”と“時間”を越えた絆を描く
波瑠が2020年5月に放送予定の日台共同制作ドラマ「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」(夜9:00-9:50、NHK総合)に主演することが発表された。
同作は、吉田修一原作の「路」をNHKと台湾のテレビ局・PTS(公共電視台)との共同制作でドラマ化。主人公・春香(波瑠)が台湾新幹線の完成を目指して働きながらも、思い出の台湾人青年を探し続ける姿から日本と台湾の人々の「国境」と「時間」を越えた、あたたかな心の交流を描く。
波瑠は、6年前初めて台湾を訪れた際に偶然出会った青年を探し続ける入社4年目の商社社員・多田春香を演じる。
また、春香が出会った台湾人の青年・エリックを台湾のアイドルグループ・飛輪海(フェイルンハイ)として活躍し、現在実力派俳優としても注目を集めている炎亞綸(アーロン)が演じる。
脚本は、大河ドラマ「篤姫」(2008年)や「江〜姫たちの戦国〜」(2011年)を担当した田渕久美子、音楽をピアニストで作曲も手掛ける清塚信也が務める。
さらに波瑠、炎亞綸のほか、井浦新、寺脇康文、高橋長英、邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)、楊烈(ヤン・リエ)、林美秀(リン・メイシュウ)らの出演が決定している。
「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」のあらすじ
1999年の仕事納めの日、東京の商社・大井物産社内が大歓声に湧いた。台湾高速鉄道の車両システムの優先交渉権を日本の新幹線が大逆転で獲得したのだ。入社4年目の商社社員・多田春香は台湾への出向が決まった。
春香には大学時代、初めて台湾を訪れた夏の切ない思い出があった。エリックという名の台湾人青年と偶然出会い、たった一日だけ台北を案内してもらったが、その後連絡が取れなくなってしまったのだ。
何とかエリックを探し出そうとしたが叶わなかった春香は、彼への思いを封印し、6年の歳月が流れる。二度と台湾へ行かないと心に決めていた春香だったが、台湾新幹線建設チームの一員として、再びその地を踏むことになる。