TETSUYAの50歳バースデーを記念したアニバーサリーライヴ！ 「僕の楽曲を知らなくても楽しめるライヴだと思う」
自分を知らない人、楽曲を聴いたことない人にも見てもらいたいという思い
――今回のライヴで、ソロとL’Arc~en~Cielの曲を併せて聴きながら、TETSUYAさんにしかない固有のメロディーラインがあるな、と改めて感じました。生み出してきた楽曲たちに対し、ご自身として新たに気付かれることはありましたか？
TETSUYA「自分では特にないですね。まぁ、本当はもっと曲を作ってなきゃいけないかな、とは思いますけど。30年ぐらいのキャリアの中で、曲の数は少ない方なんじゃないですかね？」
――30年という長きに渡って作曲し続けている中で、技術の進歩もあったと思いますし、TETSUYAさんは何にでもお詳しいと思うのですが、作曲手法は変わってきているのでしょうか？
TETSUYA「メロディーを鼻歌でつくるが大前提、という部分は変わらないです。それを元に具体的な形にしていくのには、いろいろな技術がどんどん進化してきてはいるので。うん、でも基本的なところは変わっていないですね」
――歌に関しては、TETSUYAさんの声色がライヴのたびにどんどん多様になっていき、ヴォーカリストとしての進化に圧倒されております。今回のライヴに向けて、特別な準備やトレーニングはなさったのですか？
TETSUYA「いや、特にはないですね」
――“歌うことの楽しみ”というのは、年々増しているんでしょうか？
TETSUYA「はい、それはありますね。ソロ活動を始めて歌い出した最初の頃は、歌に関するレッスンを全く受けたことがなくて、自分で勉強したこともありませんでした。バンドでコーラスを歌った程度で。ただ、自分で楽曲は作っていたので、そのデモでは仮歌を自分で歌っていたから、“まぁ、歌えるだろう”と思っていたんですけど。
実際デビューして歌ってみて、やはり基礎を全く知らないので、実際にソロデビューしてからボイストレーニングを受けて。2～3年間はレッスンを受けて、それ以降はもう独学というか自分で歌って。ライヴ前には歌って、練習を重ねて。
それで、ライヴも何本も経験し活動を続けていく中で、ちょっとずつ、テクニック的には歌が上達して、表現の幅も広がり…というところです。どんどん積み重ねていく中で、やっていくごとに楽しくはなってきていますね」
――ご自身で深めてらっしゃるんですね。どの曲にも愛情は等しく注がれていたと思うのですが、特に印象に残っている曲や演出、シーンなどを挙げていただけますか？
TETSUYA「どこだろうなぁ…。僕、終わったことってすぐ忘れちゃうんですよ(笑)。自分が出た番組も、オンエアはチェックしないんです。ボーッとテレビを見ていて自分が映ったらチャンネルを変える人なんで(笑)」
――見たくないんですね(笑)。
TETSUYA「見たくない(笑)。だからあまり覚えていないし、特に何かが、という記憶はなくて。ただ“いいライヴだったなぁ”ぐらいしか」
――やはり、バースデーライヴならではのハッピーな空間だったと思いますし、大事な節目ということもあり、TETSUYAさんもバンドの皆さんも気合いが入っていたのかな？と思うのですが…。
TETSUYA「僕のライヴは、バースデーライヴに限らず、毎回あんな感じです。ああいうアットホームな、温かい感じで」
――あの2日間が特別ものすごくそういう雰囲気だった、というわけではないんですか？
TETSUYA「うん、そうですね。まぁ多少はね。バースデーライヴは毎年開催していますが、バースデーライヴではないライヴでも、割と同じような雰囲気だと思います。節目の50歳のバースデーライヴなので、さらにという部分が多少はあったと思いますけど。基本的には、毎回ああいったムードです」
――では、TETSUYAさんのライヴの初心者でも、番組をご覧になったら「こんな感じなんだ」と伝わりますかね？
TETSUYA「そうですね。自分では、曲を知らなくても楽しめるライヴだと思っています。とりあえず観てもらわないと始まらないので。僕のことを知らない人、僕の楽曲を聴いたことがない人にも、この機会にぜひ観てもらえたらいいですね」
テツヤ●1969年10月3日生まれ。A型。1994年にL’Arc~en~Cielのリーダー＆ベーシストとしてメジャーデビュー。2001年に自身のレーベル「SPROUSE」を立ち上げソロ活動を開始。現在までにシングル11枚、アルバム2枚をリリースしている。2020年1月9日からはL’Arc~en~Cielのライヴツアー「L’Arc~en~Ciel ARENA TOUR MMXX」がスタート。2020年3月1日には「TETSUYA“LIVE 2020 SPRING”」をYokohama Bay Hallにて開催する。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
11月30日(土)夜8時～(見逃し配信対応)
dTVチャンネル内のひかりTVチャンネル+で配信
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