「サヨナラまでの30分」北村匠海&内澤崇仁(androp)対談インタビュー「匠海くんの歌を聴いて鳥肌が立ちました」
2020年1月24日(金)に公開される映画「サヨナラまでの30分」。新田真剣佑と共に本作で主演を務める北村匠海と、音楽プロデューサーとして参加する内澤崇仁(androp)は、過去に出演者と主題歌と担当する者として同じ作品に携わった経歴を持つ間柄。しかし、当時は直接の接点はなかったという。
そんな2人が満を持してタッグを組むことになった本作。その制作秘話やお互いに対する印象を語ってもらった。
内澤さんの足元の機材を見て驚愕した覚えがあります(笑)(北村)
――お二人はいつごろから面識があるんですか?
内澤:リハーサルスタジオでお会いしたのが「はじめまして」でしたね。2014年とか?
北村:そうですね。5年前……そのころの僕らは、やっと少しばかり人前で生演奏できるようになったタイミングで。お互いライブのリハーサルだったんですけど、僕の足元の機材がエフェクターとかチューナーとか3つくらいだったのに対して、内澤さんの足元にはいろんな機材が並んでいて、驚愕した覚えがあります(笑)。
内澤:(笑)。ちゃんとあいさつしたのは、あのときが初めてなんですよね。
北村:そうですね。(出演した)作品でandropさんに主題歌をやっていただいたのはあったりしたんですけど。
内澤:間接的には関わっていたけど、直接はお会いしてなかったんですよね。でも、最初はあの匠海くんだとは気付かなくて……。「映画 鈴木先生」(2013年)のころに比べると、ずいぶんと顔つきが大人になっていたので。あいさつした後に、あれは……!ってなりました(笑)。
北村:僕らにとって内澤さんは大先輩。DISH//のメンバー全員、緊張していました。でも、その後はなかなかお会いする機会がなくて。去年、雑誌の対談企画でお会いしたのが、リハスタでお会いしたとき以来だったんですよね。そのときに、「映画 鈴木先生」もそうですけど、それより前の三木(孝浩)監督のショート・ムービー「空色物語」(2011年)でもandropさんが主題歌をやられていたとか、あらためてandropさんとのつながりを認識しました。何か、すごくすてきな関わり合い方をしてるんだなぁって。
内澤:僕から見た匠海くんも、音楽活動と俳優の仕事を平行してやられていてすごいなって。しかも、両方共しっかり地に足を着けて、どんどん駆け上がっていく感じで、日本の若い世代だとあんまりそういう人はいないんじゃないかなって。すごく才能あふれる人なんだろうなというのは感じていました。
サヨナラまでの30分 アスミック・エース
監督=萩原健太郎/出演=新田真剣佑、北村匠海ほか