生田斗真“満”のヘリクツにひそむ不思議な説得力「俺の話は長い」<試写室>
それぞれがまた一歩を踏み出す
今までずっと家にいながら、ぐーたら過ごしていた満が、第6話では実家を出て明日香の家で暮らすことに。
第7話には、満以外の家族4人が集まって会話するシーンもあるが、いつも家族の話に入って突っかかってきた満がいないとどこか物足りない印象。視聴者としても、またにぎやかに家族5人で暮らしたらいいのに…と願ってしまう。
さらには、光司が会社を辞め、喫茶店を継ぐと言い出すまさかの展開に。光司のエプロン姿や、接客シーンもクスッと笑える癒やしのシーンとなっている。家族それぞれが一歩踏み出す第7話をぜひ見届けてほしい。
また、物語の流れとは関係のないところだが、筆者は満が5本指ソックスを履いているのを発見し、なんだか意外だなぁと感想を持った。
満は、新参者のイベントであるとハロウィンを否定していたこともあるため(もちろん別のもくろみがあっての否定だったが)、同じく最近普及した5本指ソックスは履かないだろうと勝手にイメージしてしまっていた。
そんなことを満に言った日には、きっと「人のことをそんなふうに見るのやめてもらっていいですか」「そもそも靴下の中に閉じ込められる足の指の気持ちを考えたことあります?」「足の指本来の形態を維持すべきなんじゃないですか」などと次々と出てくる言葉に言い負かされてしまうだろう。
文=あゆ