――麻雀と出会ってよかったことを一つ聞かせてください。
二階堂「麻雀プロになっていなかったら、まるで違う人生でした。私たち姉妹は、父も母もいない十代を過ごしてきました。そして、麻雀プロになって、たまたま行ったお店で父と出会ったんです。母は名古屋に住んでいて、父と会った7、8年後に、名古屋で麻雀大会があった時に母が来てくれました。麻雀をやっていなかったらそういうこともありませんでしたね」
和泉「麻雀プロでなければ、こんなふうに存在を認めてもらえなかったと思います。今では女流プロもいっぱいいますけど、私が入った頃はまだ珍しくて…。チャンスもいっぱいいただけたので、それを生かして頑張ることができました。今こうしてこのような大会に出させていただけているのも、そのおかげです」
西嶋「私はお2人が活躍され始めた頃は、自分が麻雀プロになるなんて思ってもいませんでした。雀荘にも行ったことがありませんでしたし、よく行っていたゲームセンターにお2人の等身大のパネルが飾ってあって一緒に写真を撮っていました。麻雀プロになったらそういう方と麻雀が打てるものだと単純に思っていたんですが大違いで、入っただけでは打てないんですよ。リーグも下で、予選を勝ち上がらないと会えないし。瑠美さんと由希子さんと同じチームになるなんて、5年前の自分に言ったら“ないないない”ってなります。でも麻雀プロの世界は、そういう夢を見られるところです。これからプロになりたい方、なりたての方も突然こんな日が来るかもしれない世界なので面白いですよ(笑)」
――ファンや視聴者に向けてメッセージをお願いします。
西嶋「目標はチーム優勝ですが、個人の目標はこの18人の中で一番、無スジを切り飛ばしたいと思っています。無スジポイントを幾つ稼げるかが自分の目標なので、それをこの大会でチャレンジしたいと思っています。みなさんに“こいつ、こんなにいくの”って言ってもらえるくらい気合を入れて頑張ります」
和泉「番組のアンケートで、このチームのキャッチコピーを考えてくださいと言われたので、“チーム変人”って書いたんですけど(笑)、結構このメンバー変わっているし、特色があるチームだと思うので、楽しめる麻雀が打てると思います。みなさんも楽しんでください」
二階堂「チーム優勝はもちろん、3人がMVPを狙えるような活躍をしたいです。“面白い麻雀を”なんていうのは麻雀プロなので当たり前なんです。賞金も出るので、打ちきって優勝できるように頑張ります」
にかいどう・るみ●1980年9月27日生まれ、神奈川県出身。日本プロ麻雀連盟。
いずみ・ゆきこ●1979年10月24日生まれ、東京都出身。日本プロ麻雀連盟。
にしじま・ゆかり●1985年1月3日生まれ、群馬県出身。日本プロ麻連盟。
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