――自分たちの強み、持ち味はどこだと思いますか?
きむ:誰よりも楽しんで漫才をできているコンビだと思います。年齢も違うし、元々友達だったわけでもないんですが、漫才をやっているときは昔からの友達のように楽しい。僕たちが楽しんでいるときは、お客さんもすごく笑ってくれていることが多いんです。
田渕:「巻き込む力」というか、初見の方でも僕らの空気に取り込んでしまうというのは意識しているし、僕らの武器です。決勝でもその場のお客さん、審査員を普段通りに巻き込めればいけるんじゃないかと。
正直、初めて見た方には勢いに驚かれることもあって。でもそこから徐々にハマっていって、毎回のようにライブに来てくれるお客さんもいる。決勝は4分という限られた時間なので、その4分でみんな巻き込んでしまおうと思っています。
――他のファイナリストの中で意識しているコンビは?
きむ:大阪でずっと一緒にやってきた見取り図さん。大阪時代、ネタ以外の平場でもずっと面白くて「あ、この人には勝てないな」と思ったのが盛山(晋太郎)さんなんです。その見取り図さんと一緒に、M-1決勝という大舞台で漫才ができるのはものすごくうれしいです。
田渕:ミルクボーイさんが昔から大好きで。ネタの形は昔から変えていないのにかかわらず、去年今年で集大成的なネタを作りよったんです、あの人らは! 仕上がっているミルクさんに勝ちたい!
――敗者復活で勝ち上がってきたら脅威になると感じるコンビはどこですか?
きむ:僕はミキさん。僕らは一度解散しているんですが、解散していた間に昴生さんとたぶっちゃん(田淵)がコンビを組んでいたんです。それを解散してインディアンスを再結成したんですが、その後に昴生さんが組んだミキが先に決勝に行って、僕としては歯がゆかった。だから同じ舞台で戦って勝ちたいです。
田渕:和牛さんですね。M-1の決勝で和牛さんと戦いたいとずっと思っていたので。和牛さんが面白いというのは認知されているわけで、敗者復活で上がってきたら勢いもついてすごいことになりますよね。
上がって来られたら怖いけど、そんな強い和牛さんと戦いたい。ファイナリスト発表の後、和牛の水田(信二)さんがすぐに握手しに来てくれたんです。あれはうれしかった。泣きそうになったのでヤバい! と必死で耐えました。
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