ニューヨーク、諦めかけた賞レースへのジレンマ「やっと評価してくれるんや」<M-1グランプリ2019>

2019/12/16 08:00 配信

バラエティー インタビュー

「M-1グランプリ2019」ファイナリストのニューヨーク(左から嶋佐和也、屋敷裕政)


12月22日(日)、令和最初の漫才頂上決戦「M-1グランプリ2019」(夜6:34-10:10、ABCテレビ・テレビ朝日系)が放送される。

過去最多エントリーとなった今回、5040組による激戦を勝ち抜き、決勝までコマを進めたのは、インディアンスミルクボーイオズワルド見取り図かまいたちぺこぱからし蓮根すゑひろがりずニューヨークの9組。見取り図かまいたち以外の7組が決勝初出場というフレッシュな顔ぶれがそろった。

ここに、同日昼1時55分から生放送の「M-1グランプリ2019 敗者復活戦」を制した1組が加わり、全10組で優勝賞金1000万円と漫才師No.1の称号を競う。

WEBザテレビジョンでは、ファイナリスト9組にインタビューを実施。令和初の王者を狙う芸人たちの思いを、決勝前日まで9日間連続で掲載中。

4組目は、吉本興業所属、2010年結成のニューヨーク(嶋佐和也屋敷裕政)。2016年、2017年と準決勝進出を果たし、「マイナビ Laughter Night」(TBSラジオ)では第1回優勝、今大会が初めての決勝進出となる2人にとっての「M-1」とは。

「うれし泣きしたのは人生初」


「うれし泣きしたのは人生初」というニューヨーク(C)M-1グランプリ事務局


――決勝進出を決めた今のお気持ちを聞かせてください。

屋敷裕政:実感があまりなくて。いろいろな人からおめでとうの連絡が来て、それでちょっとずつ実感していっている感じです。名前が呼ばれた瞬間は、自分でもあんなに泣くとは思いませんでした。

恥ずかしいです。うれし泣きしたのは人生初かもしれません。発表の直後、ヨシモト∞ホールでずっと一緒にやってきた、囲碁将棋さんや一期先輩のダイタクさんが「おめでとう」と寄ってきてくれて、さらに泣いちゃいましたね。悔しいはずなのに、僕らに寄ってきてくれて。今もあの瞬間を思い出すと涙が出そうなくらい。

嶋佐和也:今まで準決勝で敗退してきていたので、いざ自分たちの名前が呼ばれると、ふわふわした気持ちになりましたね。記者会見の時もふわっとしてました。

屋敷:あと、決勝進出が決まった直後から、決勝のことを考え始めています。めちゃくちゃうれしい気持ちと、決勝でやったらな! という気持ちが交互に来ています。