ニューヨーク、諦めかけた賞レースへのジレンマ「やっと評価してくれるんや」<M-1グランプリ2019>

2019/12/16 08:00 配信

バラエティー インタビュー

「実を結んでの決勝なのかも」


ニューヨークは「実を結んでの決勝なのかも」と明かす(C)M-1グランプリ事務局


――優勝賞金1000万円の使い道は?

屋敷:世話になった母親にほぼ全部渡したいです。実家のカラオケ店に泥棒が入ったので、まずはセキュリティーを強化します。

嶋佐:この10年、ずっと家賃5万6000円のアパートに住んでいるので、さすがに引っ越します。倍はちょい越えたいってことで、家賃13万円はいきたいですね。

――2019年を振り返って、一番つらかったことや苦労したことは何ですか?

屋敷:正直、今年はそんなにつらくなかったです。

嶋佐:いや、でも給料はちょっと下がってたよ(笑)。10年目にして「キングオブコント」(TBS系)も上がれなかったので、M-1にかけてたところもあります。

屋敷:現状維持はできていて、だからこそゆっくり衰退していっている気もして。それで単独ライブの形を変えたり、YouTubeだったりと新しいことを始めたという面もあるんです。10年目にして初めて自分たちから動いて“やってる感”があったから、つらくはなかった。

嶋佐:それが実を結んでの決勝なのかもしれません。

屋敷:そんなええ話あるんかなぁ。自分たちの中では、「もう賞レースはダメなのかもしれないな…」という思いも正直ありました。「自分たちの方が面白い!」というジレンマはあったので、やっと評価してくれるんや…という感じです。